塩ってどれも一緒じゃないの?
世界中どこにいても、どんなお料理を作るにしても、絶対に誰もが使う調味料はなんでしょうか?それは塩です。スーパーに行けば買える塩ですが、それはそれでそう単純ではありません。商品のバラエティが日本より少ないといわれているこの国でも、塩はかなりの種類があります。単に塩を買おうと思って買い物に行っても、棚に並ぶいろんな種類の塩を見て、どれがいいのか?違いは果たしてあるのか?悩んだ方も少なくないのではないでしょうか。今回Pukekoはその塩の種類について調べてみました。
*Table SaltM
スーパーでも、ディリーでも、必ず目にする塩でしょう。一番安く、一般的にお家にあるものではないかと思います。粒がすごく細かく、主成分は塩化ナトリウムだけを抽出して作られるので、塩辛さが一番強い塩です。
*Natural Sea Salt
海水の水分を飛ばして残ったもので、海塩は塩化ナトリウムの純度が約80%、残りはカリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラル成分でできています。Table Saltよりも塩辛さがマイルドです。
*Rock Salt
岩塩ですね。大昔に海だった地域が地殻変動のために地下に閉じ込められて、水分だけが蒸発した残りが結晶になったものです。そのため地下の堆積層から採取されます。海水の塩よりもミネラルが豊富で、まろやかな風味が特徴です。
*Himalayan Pink Salt
海ではなく、ヒマラヤ山脈の周辺で採取されるミネラルを豊富に含んだ天然岩塩です。このミネラルのために薄いピンクがかった色をしています。料理だけではなく、バスソルトやマッサージソルトなどの美容にも使われます。
*Kosher Salt
本来はユダヤ教の決まりに沿って精製、製造された塩を指していました。現在では結晶が粗い、粒の大きな塩を指すことが多いようです。素材の水分を抜くのにまぶしたり、食感のために使われることが多いそうです。
*Iodised
塩にIodisedと書かれたものをよく見るでしょう。これはヨウ素が加えられた塩です。ニュージーランドの土にはヨウ素の含有量が少ないそうです。ヨウ素は甲状腺ホルモンの生成に不可欠です。ヨウ素欠乏症になるのを防ぐために、誰もが使う塩にヨウ素の添加を義務付けられています。
*Epsom Salt
エプソンソルト、名前は聞いたことがあるという方が多いと思います。塩のお話なので付け加えました。このEpsom Saltはソルトと名前がついていますが、塩ではありません!食べるものではありませんので、ご注意を。硫酸マグネシウムの結晶です。塩分を含まない天然のミネラルです。イギリスのエプソムというところで発見されたのでこの名前がついたそうです。欧米では昔から入浴剤として使われています。ぬるめのお湯に入れて浸かっていると、温熱効果による血行促進や冷え性の温和が期待されると言われています。塩ではないので、排水関係の部品が錆びる心配はないですね。入浴剤としては安価です。アロマの香りがついたものもあり、ご自分のご褒美や、気軽なギフトにも喜ばれるのではないでしょうか?ケミストやスーパーでも売っています。買いやすいのも良いですね。自宅で手軽にエステ気分を味わい時におすすめです。

“Addictive Free”は何も添加物を加えていないという意味です
-Happy cooking!
Pukeko




