春になると鳥や動物の産卵、子育ての季節です。郊外に出れば子ヒツジたちに出会える季節です。しかし、猫はうるさくなり、子供を持った生き物は子供を保護しようと凶暴になる季節です。
9月の半ばに、家族でサイクリングをしました。オークランドの Panmua から Half Moon Bay の間にオススメのサイクリングコースがあります。そこを走っていたら突然子供をめがけてマグパイ(magpie)がアタックしてきました。帰りも同じコースを通ったのですが、やはり子供をめがけてアタックしてきました。奇妙なことに、なぜか子供だけアタックするのです。
家に帰ってマグパイについて調べてみました。この鳥は、に日本ではカササギフエガラス(鵲笛鴉)と言われるようです。このマグパイの特徴として、自分のテリトリーを守るために人を襲うようです。テリトリーの約100メートルぐらいの間で、春先に被害が出ます。狙われる場所は、頭、首元、特に耳を狙うようです。通常後ろから近づいてきてアタックします。僕の子供も、最初は僕が後ろからつついているのかと思ったそうです。
マグパイは、脳みそが他の鳥に比べて大きく賢いようです。狙う対象物を覚えているようで、いちど襲われるとその人を特定して狙い続けるようです。子供や老人には怖がりません。また、体を揺らしたり、手で払いのけようとすると余計に襲うようです。僕の子供は大きく体を揺すりながら自転車に乗っていたので、襲われる対象になったようです。
僕の子供は幸いヘルメットをかぶっていて、フード付きのジャケットを来ていたので、頭も首も守られていたので、大事には至りませんでしたが、マグパイの被害は結構深刻なようで、オーストラリアでは、失明した子供も出ているようです。マグパイに襲われたら報告するサイトもあるぐらいです。
対策として、捕獲したりして取り除ければいいのですが、それができないなら子育ての時期(9月から11月頃)は、マグパイの生息地帯を避けることですが、結構街中にも生息しているので、それも難しいです。まあ、頭、首元、耳、目を保護する服などを身に付けるつけのが賢明な措置でしょう。
攻撃対象を覚えるので、逆襲したりすると目を付けられて、もっと攻撃されるので気をつけなければいけません。何年にも渡ってアタックされ続けている人もいるくらいです。
なんか北朝鮮と似ているような・・・