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ブレイクの予感 タラナキの小さなジャーマンソーセージ店

ニュープリマスから車で約1時間、タラナキ北のウルティは、人口わずか800人の小さなコミュニティ。ハイウェイ3が通るだけで何もないと言っていいところだ。

そこで今、「辺境の小さな肉屋」と呼ばれる小さな店の伝統的ジャーマンソーセージを買うために、車を止める客が増え始めている。

ドイツの高速道路サービスエリアのショップを目指し、ウルティでソーセージを販売しているオーナー、パトリック・ランチマンさんは、「ゆくゆくはこの店のソーセージを買うことが目的でやってくるお客が増えてほしい」と語る。

ランチマンさんは、ドイツのオルデンブルク出身で小売店ビジネスで40年の経験がある。彼の移動式ブラートブルスト(ドイツのソーセージ)販売ストールは、この10年タラナキのイベントでお馴染みとなった。

「うちのソーセージにはスパイスを効かしすぎることはありません。肉と新鮮なハーブ、スパイスだけを用いて自然に製造しています。よいソーセージは、その風味だけで美味しいものなのです」

常連客の1人、エイドリアン・セレブリンさんは「私はタラナキで仕事があって週一度はここを通ります。オーナーが少しずつ店を準備するのを見ていました。オープンした時に買って以来、やみつきになっています。驚くほど美味しい、長いソーセージがこんな辺境で食べられるとは」と語る。

ランチマンさんの隠れた名店、Bratwurst Brosは週7日毎朝7時から開店している。