ワイトモにはたくさんの鍾乳洞があります。とりわけ有名なのが土ボタルツアーで有名な、土ボタル鍾乳洞ですが、ワイトモには他にも沢山の鍾乳洞があります。今回は、その中でも鍾乳洞の形が素晴らしいアラヌイケーブをご紹介します。
土ボタルが有名なワイトモには、たくさんの鍾乳洞がありますが、ほとんどのツアーは、土ボタルが一番よく見られる土ボタル鍾乳洞を見学します。しかし、ワイトモには実は他にも一見の価値がある鍾乳洞がたくさんあります。その中でもお勧めなのがアラヌイケーブです。
このアラヌイケーブでは、土ボタルは見ることができませんが、素晴らしい鍾乳洞の造形が見られます。したがって、鍾乳洞をじっくり堪能したいのなら、土ボタル鍾乳洞で土ボタルを見て、アラヌイケーブで鍾乳洞の造形を見るのが最高の組み合わせでしょう。
土ボタル鍾乳洞もアラヌイケーブもガイドツアーに参加しなければ中に入れませんが、土ボタルツアーは30分ごとにツアーが出ているので、クリスマスシーズンのような混み合う時期でなければ予約なしでもOKですが、アラヌイケーブは1日4回ほどしかツアーが催行されないので、予約をした方がいいでしょう。土ボタル鍾乳洞とアラヌイケーブのコンボチケットを購入すると割引になります。ちなみにワイトモ鍾乳洞も、アラヌイケーブもどちらも所要時間45分の英語のツアーです。
ワイトモ鍾乳洞は、洞窟内の写真撮影が禁止ですが、アラヌイケーブの中は、写真撮影OKです。
アラヌイケーブの見所は、まず、入り口近くでウエタというコオロギを大きくしたような虫を見ることができます。そして洞窟を進んでいくと、壁の両面に鍾乳洞ならではの奇怪な造形物が現れます。細い回廊を通過したあたりから、ツララのような鍾乳柱が天井から降り注ぐように現れます。そして洞窟の行き止まりがハイライトの見どころです。
自然が作る造形物は、美しくてついつい触ってみたくなりますが、触ってはいけません!もし著しくダメージを与えてしまった場合は、罰金が課せられます。注意しましょう。鍾乳洞の鍾乳柱は何千年もの年月をかけて作られるたいへん貴重なものです。
他には、土ボタルが、もっと近くで見られるスペルバウンドというツアーや、ブラックウオーターラフティングと言ってウエットスーツを着てチューブを持って、洞窟の中を流れる川に流されながら土ボタルを見るアドベンチャーツアーもありますが、これは次の機会にご紹介します。