子どもがお泊まり
ニュージーランドでは、小学校の低学年くらいから仲の良いお友達ができると、お家にお泊りをすることがよくあります。それがSleep overです。日本では、学校が終わった後や土曜日なんかにお家へ行ったり、きてもらったりして遊ぶことがほとんどだと思います。なので、お友達のお家へ泊まるとなると、親御さんはちょっと慌てるかもしれません。自分が経験したことがないと、どうしていいのかわからないので、ちょっと説明しておきたいと思います。
仲の良いお友達ができたら、子供達同士で
「うちへお泊まりに来ない?」
なんて約束をするのでしょう。お友達が自分の親に
「**ちゃんに泊まりに来てもらってもいい?」
と許可をもらって、OKが出たら親同士の確認となります。おそらく相手のお友達の親御さんから
「明日うちにSleep overさせてもいいかしら?」
と聞かれるでしょう。都合が良ければ、いつ相手宅に連れていけばいいか、ピックアップは何時にすればいいのかなど聞いてみます。ただのSleep overならパジャマと歯ブラシ、枕程度持参すれば良いです。相手宅で何か企画しているかもしれないので、何か持っていくものはないか聞いてみましょう。特にないよと言われれば、先に言ったようにパジャマセット程度で良いです。当然ですが、食物アレルギーなどがあれば必ず伝えておきます。
翌日お迎えの時間は守りましょう。その後向こうも予定があるかもしれません。この時にお礼に何か、、とい考えてしまいがちですが、大抵その後はこちらにも泊まりに来ることが増えるので、その都度のお礼に何かを要して渡すなんてことはしなくて良いです。お迎えの時にしっかりお礼を言えばそれで大丈夫です。
逆にこちらに泊まりに来てもらう時も、特に緊張をする必要はありません。小学生だとめちゃくちゃ大食いする子もあまりいないので、楽しくお友達も食べれようなものをご飯に用意して楽しく食べれば良いのです。豪華にしなくても構いません。我が家では、おにぎりや唐揚げなど小ぶりに作って、好きなだけつまんで食べてねと出していました。もう少し大きくなると、ピザなんかを頼んで食べていました。フィッシュ&チップスでも良いのです。お泊まりに行って帰ってきた子供に毎回何を食べたのか聞いていましたが、大抵が金曜とか土曜の夜のお泊まりだったので、相手の親御さんもリラックスしたい日の晩ご飯です。ファーストフードショップのハンバーガーとか、お父さんがソーセージを焼いて食パンに挟んだものとかもありました。なんだ、そんなんで良いのかとびっくりしたくらいです。ですからこちらも気を使わずに、楽しく食べれるもので構いません。
泊まりに来てと言われたお友達が子供と仲が良くて、相手のご家族もよく知っていて、お家に子供を預けても安心だという場合は問題ありません。でも毎回そうだとは限りません。相手のお子さんがあなたの子供さんに泊まりに来て欲しいと思っていても、あなたのお子さんはそれほど行きたいとは思ってないかもしれません。または、子供同士は学校でよく遊ぶけど、どんなご家族なのか、どんな人が家に出入りしているのかわからないので不安、、そんなケースもあります。大事な子供を自分の目の届かないよそのお家へ泊まりに行かすのですから、何か不安があればそれは無視するべきではないと思います。何か理由を考えて、お泊まりはさせないで、学校や放課後にだけ遊ばせるようにしても良いのです。罪悪感を持つ必要はありません。子供を守るのは親です。いつも仲良く遊んでいるのであれば、時間と共に相手の家族のことも追々わかってくると思うので、それからお泊りをさせても遅くありません。焦らずに、親としての直感を信じてください。

ピザのトッピングをみんなで乗せて焼いて食べるのも楽しいですよ
-Happy playing !
Pukeko




