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ニュージーでのハロウィンの過ごし方

が起こるの?

今ではニュージーランドでもすっかり定着したイベントのハロウィン。カボチャをメインにした仮装イベントだと思っている人も多いようですが、実は全然違います。映画やドラマの影響か、アメリカが発祥だと思っている人が多いようですが、意外にも実はアイルランドなのです。大昔アイルランドに住んでいたケルト人が行なっていた行事のようです。秋の収穫物を集めた盛大なお祭りが開かれていたのですが、死後の世界から先祖の霊が戻ってくるとも言われていたそうです。日本のお盆みたいですね。先祖の霊が戻ってくるのと同時に、悪い霊も一緒にやってくるかもしれないということから、その悪霊から身を守るために、怖いキャラクターの仮装をして身を守るということが仮装の始まりのようです。

25年ほど前のニュージーランドでは、ハロウィンなんて誰も気にしていませんでした。アメリカのイベントだと思っていた人が多かったと思います。それが気がつけば、ニュージーランドでも当たり前のように受け入れられるようになっていました。

子供のいる家庭では、”トリック&トリート”と呼ばれるもので、お菓子をよそのお家にもらいに行くのが人気です。子供達が学校を終えた頃から夕方頃まで、保護者と一緒にあちこちのお家をまわってお菓子を集めている風景を見ます。逆に子供達がお菓子をおねだりするのを待っているお家では、キャンディやチョコレートなど個別包装になった甘いものを用意しているそうです。

~歓迎しない場合の対処法~

ハロウィンが浸透してきたといっても、全員がやるわけではありません。特に何も用意をしていない時に、仮装集団の子供たちが玄関をノックしてきたら、、、焦りますよね。

「何もないのよ、ごめんね」

なんて正直にいってしまうと、あからさまに嫌な顔をされます。こういう場合は、潔く居留守を使いましょう。

この日はかなりズカズカ他人のお家の敷地に入らせる保護者も多く、ゲートなどがないと、玄関のドアやガラスをバンバン叩く子もいます。入ってきてほしくない場合は、あらかじめガーデンベンチや何かで玄関の前をブロックしておくなど、何かしらの対処をしておく方が良いでしょう。郵便受けに

”No Halloween”

と書いて貼っておくのもわかりやすいです。我が家は以前に子供集団が玄関からデッキまで回り込んできて、端から端まで走り回り、デッキに面している家の窓ガラスをバンバン叩かれたことがありました。保護者はドライブウェイの上から眺めているだけで注意もしません。ハロウィンのお菓子集めだからと、何をしてもいいと間違った認識をしている人もいるようです。今は家に犬がいるので、ドライブウェイの上にゲートを設置し、”犬がいます”のサインを付けているので、勝手にゲートを開けてまで入ってくる子供集団はいません。たまに仮装もしていないティーンエイジャーが便乗でお菓子集めに来た時がありましたが、手ぶらで帰らせました。

今の時代、知らない人からもらった食べ物を子供に食べさすというのは、かなり不気味だと思うのですが、この日だけは気にしないで一緒に食べている大人もよく見かけます。ハロウィンでない日なら絶対に食べないと思うのです。

ハロウィンのお化け仮装とは逆で、クリスチャン教会では悪霊やトリックよりもポジティブなイメージのLight Partyを催すところも多いです。こちらはガイコツなどのゴースト仮装ではなく、可愛いコスチュームの子供達がやってきます。PukekoはこちらのLight Partyに家族でよく参加していました。

わんちゃんを飼っている方は、この日の散歩は暗くなってからにした方が無難です。変わった服装の集団が歩いてると、どうしてか理由がわからないワンちゃんをびっくりさせてしまうからです。暗くなってしまうと、大抵のちびっ子仮装集団は帰宅するからです。できたら散歩はその後にした方が良いでしょう。

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ハロウィンといえばカボチャですね!

-Happy cooking!

Pukeko

記者プロフィール

Pukeko

Pukeko

Auckland在住26年のライターPukekoです。
家族とオカメインコ兄弟、保護犬のチコと暮らしています。
レスキュードッグのサポーター。
 

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