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レジデントビザになって変わったこと

ジデントビザを取得してさまざまな恩恵を受けられるようになりました。

 

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2021年臨時レジデントビザ(New 2021 Resident Visa)のニュースが駆け巡ってますね!

これまでの厳しい締め付けとは真逆のポリシーで驚きましたが、なんだか嬉しくて発表当日はTwitterででNZ在住日本人の方の投稿を読み漁ってました。

わが家は今年2月にレジデントビザを取得してさまざまな恩恵を受けられるようになりました。自分たちがビザ取得した時にこんな情報が欲しかったので、レジデントビザになって「変わったこと」をまとめてみました。

はじめに・・(PRビザとレジデントビザ)

日本語で「永住権」というと"Permanent Resident visa"=通称PR のことを指すイメージがありますが、レジデントビザも滞在期限は"Indefinite(無期限)"となっているので、これも永住権と呼んでいいんじゃないか、と個人的には思ってます。
*専門家でも何でもない主婦の意見です

ただレジデントビザにはTravel condition(渡航制限)がつけられていて、ビザ取得から2年後以降にNZ国外に出た場合はビザが失効してしまいます。このTravel condition、一定の条件を満たせば延長してもらえるようですが、やっぱり何も制限がないPRのほうが安心して旅行に行けますね。

参考:ニュージーランド移民局

あとは、政策によってはPRじゃないとダメな場合とかもあるようです。

ということで、PRが申請できるようになった暁には速攻で申請したいと思っています!

変わったこと一覧

  • 選挙権もらえる
  • KiwiSaver加入できる
  • Benefitもらえる
  • Community service card作れる
  • クレジットカード作れる
  • 住宅ローン組める&住宅買える
  • 学校にローカル料金で通える&補助が受けられる
 

詳細は下のとおりです。

1. 選挙権もらえる

レジデントビザを取得してから数週間経った頃、選挙権の案内の手紙が届きました。何も申請等してなかったので、どこから情報を得たのか不明です。手紙はわたし宛だけに届き、なぜか夫には来ませんでした。
vote.nzのサイトで選挙人登録(Enrol)すれば完了です。手紙が来てない夫もちゃんと登録できました。

2. KiwiSaver加入できる

KiwiSaverとは日本でいう確定拠出年金のような制度で、お金を積み立ててファンドに運用してもらい、老後そのお金をもらう、というものです。加入は任意ですし色んな考え方があると思いますが、個人的には絶対しておいたほうがいい、と思い加入しました。

3. Benefitもらえる

ワークビザではもらえなかった手当関係が、レジデントビザになりもらえるようになりました。ちょっとややこしいのが、申請条件で "permanent resident" と書かれている場合でも、"permanent resident visa holder"のようにビザ指定されていない限りレジデントビザでもOKぽいです。わが家はレジデントビザになったのを機にWorking for families tax credit residentとChildcare subsidyをもらっています。

4. Community service card作れる》

Community service card(CSC)とは医療費等が安くなるカードで、レジデントであることに加えて一定の年収以下であれば作ることができます。
詳しくはこちらの記事: https://nzdaisuki.com/topic/living/community-services-card

CSCを持っていると
 
  • 登録しているGPの受診料
  • GP等から処方された薬代
  • 扶養している16歳以下の子のめがね代
  • クリニックの時間外受診
  • 緊急の歯科治療(病院または承認されたクリニックで受ける場合)
  • 遠方※から公立病院の治療を受けるためにかかる交通費・宿代
    ※大人の場合は80km以上、子どもの場合は25km以上

などが安くなるまたは補助が受けられます。

あとは、いま期間限定(終了時期未定)で政府が「Warmer Kiwi Homes program」というのを実施していて、CSC所持者でかつ築2008年以前の家を所持&そこに住んでいる場合は ①天井と床下の断熱材 ②リビングのエアコン の導入費用を90%補助してもらえます。

参考:NZ政府
 

自治体によってはこれに加えて独自の補助(上乗せ)をしているところもあり、100%補助で負担ゼロとなる場合もあります。

CSCは実物のカードとして支給されるので、必要なときに忘れないように財布に入れて持ち歩こうと思います。

5. クレジットカード作れる

すべてのカード会社がそうなのか分かりませんが、私が見た限りほとんどの会社で "レジデントであること" が申請条件になっていました。NZのクレカは年会費有料のものがほとんどなのですが、わが家は①年会費無料 ②リワードがある ことをポイントに、AmexのAirpointリワード付クレカを作りました。

6. 住宅ローン組める&住宅買える

レジデントビザになってから真っ先に取り組んだことのひとつです。ただなぜか、ある銀行窓口に直接ローンの話を聞きに行ったときは "PRじゃないとダメ" と門前払いを受けました。その後に相談したモーゲージブローカーには「そんなの初めて聞いた」と言われたので、担当者のただの勘違いだったのかもしれませんが、銀行によってはレジデントビザでは貸し渋る場合があるのかもしれないです。

7. 学校にローカル料金で通える&補助が受けられる

これはまだ経験したことではないのですが、NZの学校は留学生とローカル生とで費用にかなり差がある、と聞いたことがあります。まだまだ人生迷っているので、今後もし何かやりたいことが出てきたら学校に通うのも良いなぁ、なんて夢見てます。

NZ政府はFees Freeというキャンペーン(?)を行っていて、レジデントクラスビザで3年以上滞在していてはじめてポリテクや大学等に通う場合は学費を補助してもらえます。

参考:NZ政府

またSouthern Institute of technology(SIT)という学校ではこれとは別に、滞在年数に関わらずレジデントだと学費無料になる"Zero Fee Scheme"というのを実施していて、ほとんどのプログラムが無料で受けられるようです。キャンパスはCHCHとInvercargill、Queenstown、Goreですがオンライン対応プログラムもあるようなのでご興味がある方はぜひ。手に職が欲しいぃぃぃぃ....

参考:SIT
 

以上、レジデントビザになって変わったことまとめでした。

いろんな方のこれまでの努力が報われますように!

記者プロフィール

竹

2018-2019年に夫と永住権目指し移住。
NZで出産し4人暮らし。
日本では医薬品のパンフレットを作る仕事(編集者)をしていました。
まだ子供が小さいので在宅でできる仕事を模索中。
ブログ:https://tryinnz.hatenablog.com/

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