ニュージーランドの育休と育児手当の内容と条件。もらえたらすごく手厚い。
ニュージーランドでは子どもがいる家庭に対する国からのサポートがいくつかあります。代表的なものは
- Parental Leave / Partner's Leave (育休)
- Working for Families Tax Credit (育児手当)
です。
わたしたち夫婦は現在どちらもワークビザで滞在していて、永住権を持っていません。そんなわたしたちでもこれらを受け取れるのか、調べてみました。
結論からいうと、
- 育休は条件を満たせば可能
- 育児手当は永住権保持者でないと原則対象外
でした。
※最新情報は政府のウェブサイト等をご確認ください。
育休について
働いている女性が妊娠した場合、条件を満たせば有給の「Parental Leave」がもらえます。主な条件は、勤務時間が週10時間以上、出産予定日前までに26週間以上働いていることです。
妊娠した女性の夫またはパートナーは、6ヶ月以上働いていれば無給の「Partner's Leave」がもらえます。勤務期間が6ヶ月~11ヶ月だと1週間、12ヶ月以上だと2週間もらえます。わが家の場合は出産予定日時点で夫は勤務11ヶ月未満だったので、1週間のPartner's Leaveを取りました。
政府のこちらのサイト↓から、自分がどの種類の育休を取得する権利があるのかチェックできます。
育児手当について
Working for Families Tax Creditは、18歳以下の子どもがいる家庭に対して国から支払われる育児手当です。
Working for Families Tax Creditは以下の4つで構成されています。
- Family tax credit:
- 年収に応じた手当額がもらえる。
- Best Start:
- 子どもが最長3歳になるまでもらえる。1歳までは全員週60ドル、1歳以降も継続されるかどうかと手当額は年収に応じる。
- In-work tax credit:
- 夫婦あわせて週30時間以上働いていればもらえる。
これらをワークビザ保持者でも受け取れる(申請できる)のかどうかですが、IRDや政府のサイトを読めば読むほど分からなくなり、最終的にはInfoNowの日本語スタッフの方に問い合わせして解決しました。とても迅速&丁寧なご対応で、しかも日本語で問い合わせられるのですごく有難かったです。
- InfoNow
- https://www.infonow.nz/?lang=ja/
回答としては、Working for Families Tax Creditは
- 子または親がニュージーランド国籍または永住権保持者で、かつ
- ニュージーランドに1年以上継続して居住していて、かつ
- 育児をメインで行っている側の親(例えば母親が専業主婦の場合は母親)が申請するもの
だそうです! つまり、ワークビザではもらえません。
ただ、上記が原則となりますが、個人の状況によって左右されることもあるので、確実にチェックするにはこちらのカリキュレーター↓などを使ってシミュレーションするのがよいそうです。
今回調べてみて、ニュージーランドは国のサポートが本当に手厚くて、子育てしやすそうな国だと感じました。
永住権が取れるように頑張ろうと、改めて思いました。
参考:
- EMPLOYMENT NEW ZEALAND - Types of parental leave
- https://www.employment.govt.nz/leave-and-holidays/parental-leave/types-of-parental-leave/
- IRD - Paid parental leave
- https://www.ird.govt.nz/topics/paid-parental-leave
- IRD - How Working for Families works
- https://www.ird.govt.nz/topics/working-for-families/how-working-for-families-works
- IRD - Best Start
- https://www.ird.govt.nz/topics/working-for-families/about-best-start
- MyTax.co.nz - Working For Families Tax Credits
- https://www.mytax.co.nz/tax-resources/working-for-families-tax-credits/