2016年2月26日に開幕したスーパーラグビー。昨年のラグビーW杯での日本代表チームの活躍で、日本でも注目が集まっています。でもスーパーラグビーってどんなリーグ戦なのかよくわからない……そんな方のためにスーパーラグビーの見どころをご紹介します。
世界トップの選手たちが集まるリーグ戦
スーパーラグビーは1996年にスタートしたラグビーの国際リーグ戦。ワールドカップで優勝経験のあるニュージーランド、オーストラリア、南アフリカの南半球強豪3か国で組織される団体が運営しています。
2016年は前述3か国のチームに加え、アルゼンチンと日本から1チームずつが初参加。さらに南アフリカも1チーム増え、計18チームでリーグ戦が行われます。スーパーラグビーは総当たり戦ではなく、18チームをオーストラリア・ニュージーランドと南アフリカの2つのグループに分け、さらに各グループをカンファレンスと呼ばれるグループに分けて試合を行います。グループ/カンファレンスごとの参加チームは以下の通りです。
★オーストラリア・ニュージーランドグループ★
- <オーストラリアカンファレンス>
- ブランビーズ
- ワラタス
- レッズ
- フォース
- レベルズ
- ※すべてオーストラリアのチーム
- <ニュージーランドカンファレンス>
- ブルーズ
- チーフス
- クルセイダーズ
- ハイランダーズ
- ハリケーンズ
- ※すべてニュージーランドのチーム
★南アフリカグループ★
- <カンファレンス1>
- ブルズ(南アフリカ)
- ストーマーズ(南アフリカ)
- チーターズ(南アフリカ)
- サンウルブズ(日本)
- <カンファレンス2>
- ライオンズ(南アフリカ)
- シャークス(南アフリカ)
- キングス(南アフリカ)
- ジャガーズ(アルゼンチン)
スーパーラグビーには、まず7月中旬までの17週間にわたって行われるレギュラーシーズンがあり、所属するグループにより対戦カードが異なります。これが少しわかりにくい部分なのですが、日本のサンウルブズの場合、カンファレンス1のチームと各2試合(計6試合)、カンファレンス2のチームと各1試合(計4試合)、オーストラリアカンファレンスのチームと各1試合(計5試合)の合計15試合を行います。
レギュラーシーズンが終わるとファイナルシーズンであるプレーオフ・トーナメントがスタートします。プレーオフに参戦できるのは各カンファレンス1位の4チームと、南アフリカグループ2位以下のチームのうち総勝ち点が最も多い1チーム、オーストラリア・ニュージーランドグループ2位以下のチームのうち、総勝ち点の上位3チームの計8チーム。7月22日~23日に準々決勝、29日~30日に準決勝が行われ、8月6日の決勝戦で優勝チームが決定します。
アグレッシブなプレーと日本代表選手の活躍が見どころ
スーパーラグビーにはワールドカップなどですでに実績のあるベテランのほか、実力を見込まれた若手のトップもチームに参加。彼らにとっては自身をアピールする絶好の場でもあり、国代表戦よりもアグレッシブなプレーが見られる傾向にあります。こうした次世代のスター選手を発掘するのもスーパーラグビー観戦の醍醐味でしょう。
さらに2016年からは日本代表選手の姿が多く観られることも魅力。サンウルブズはもちろん、オーストラリアにはレベルズに松島幸太郎選手、レッズに五郎丸歩選手とツイ・ヘンドリックス選手、ニュージーランドにはチーフスにリーチ・マイケル選手と山下裕史選手、ブルーズにマレ・サウ選手がそれぞれ所属。彼らがどんな活躍を見せてくれるのか楽しみです。
対戦カードや試合結果は公式サイトに随時アップされます。ニュージーランドで行われる試合はチケットマスターやチケットディレクトで購入でき、値段も25NZドル前後からとお手頃。今シーズンはスーパーラグビー観戦に出かけてみてはいかがでしょう。
詳細情報
- スーパーラグビー 公式サイト
- URL:www.superxv.com
- スーパーラグビー ニュージーランド 公式サイト
- URL:www.superrugby.co.nz