新加入のモアナ・パシフィカのデビュー戦は、どうだったか。
昨年、日本でプレイして観客を魅了したイケメン、スター選手の復帰。
お祝いの「Haka]が見れるなど、内容盛りだくさんのスーパーラグビーRound3(R3) を振り返ってみましょう。
★2週遅れの歴史的デビューは、王者相手に大健闘★
「モアナ・パシフィカ 12-33 クルセイダーズ」
今季から新加入のモアナ・パシフィカは、開幕前に複数の選手にコロナウイルスの陽性反応が出たため、開幕週と翌週の試合は、延期となりデビューが遅れていた。 隔離があるなど調整が遅れたものの、無事にR3で試合が行えることになり、2週遅れながら歴史的デビューを果たすことができた。
メンバーを落としたクルセイダーズ相手でも、経験の浅い選手が多いモアナ・パシフィカが大差で敗れると予想されていた。
しかし、予想に反して大健闘のモアナ・パシフィカが、最初にトライを奪って試合を面白くした。
その後クルセイダーズがやっとの事でトライを返し逆転するものの、本来のラグビーをさせてもらえず、クルセイダーズのリードは、僅か9点でハーフタイム。
後半になっても、モアナパシフィカの健闘が目立ち、トライは数個奪われるも、最後までクルセイダーズらしさを出させなかったモアナパシフィカの気迫あふれるプレイは見ていて気持ちが良かった。
「ハイライト動画」
★イケメンの復帰 & 小さな巨人をHakaでお祝い★
「ブルーズ 24-22 チーフス」
序盤から白熱した試合になり、前半は10-12のわずか2点差でチーフスのリードで折り返す展開に。
ブルーズは、昨年、日本(サントリー)でプレイして観客を魅了したイケメン、スターのボーデン・バレットが後半頭から登場。昨年末の脳震盪の影響で2試合欠場していたが、無事にこの試合で復帰を果たした。
後半に入ってもチーフスが押し気味であったが、試合はもつれて終盤にブルーズがトライをあげる。トライ後の難しいキックも決めて逆転に成功。
しかし、ブルーズの反則が重なり、チーフスがロスタイムに入って得たPGのチャンスで逆転を狙うが僅かに外れてブルーズが冷や汗で今季初勝利。
試合後には、2トライをしたチーフスの小さな巨人、B・ウェバーの100試合記念のセレモニー。最後はチームメイトがHakaでお祝いする場面は素敵でした。(上記のリンクがお祝いのHakaの動画です。スピーチ後の動画の3分ごろからHakaが始まります)
「ハイライト動画」
★苦戦続くハイランダーズ★
「ハリケーンズ 21-14 ハイランダーズ」
スーパーラグビーにしては、珍しく7-0のロースコアーでハリケーンズがリードで前半を終えた。
今季、後半からベンチのインパクトプレイヤーの投入でチームに勢いが出ているハリケーンズが、この試合でも同じように後半に勢いが増し2トライを取って試合を決めにいった。
ハイランダーズが1トライを返すも遅すぎる反撃で開幕3連敗で今季初勝利はお預けに。
「ハイライト動画」
★その他の試合結果(オーストラリアのチーム)★
- Fijian Drua 31-26 Melbourne Rebels
- Western Force 16-29 Queensland Reds
- Brumbies 27-20 NSW Waratahs
今季、新加入のフィジアン・ドゥルアが、逆転勝ちして歴史的勝利をあげた。
レッズとブランビーズは、開幕から3連勝で好調をキープしている。
NZは、規制はあるものの、観客を少しだけ入れての開催を試みたのは、良いニュース。
ますます白熱するスーパーラグビーを引き続きお楽しみください。