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鍼灸治療はニュージーランドで保険適用?

ニュージーランドでは鍼灸が一部保険に適用されているため日本よりも身近な存在です。体の不調に鍼灸治療を試して診てはいかがでしょうか?

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鍼灸治療は日本では知っている人は多いものの、馴染みの少ないものかもしれません。しかし、ニュージーランドでは多くの方が鍼灸治療を受けています。それはニュージーランドでACCという保険に鍼灸が適用されていること、ニュージーランドの人はあまり薬を使いたがらない、手術をしたがらないことが関係しているかもしれません。

ACCって何?

ACCとは(Accident Compensation Corporation)の略で、居住者、非居住者に関わらず、ニュージーランド国内で起きた事故に伴う治療費の一部や補償金を負担する政府機関のことです。

ACCに保険請求ができるものは怪我の治療費のみで、慢性的なもの、病気には適用されません。

具体的な症状としては腰痛、膝の痛み、首の痛みなどといったもので怪我が関係しているものです。

主な事例

  • 引越しの時に荷物を持ち上げた時に腰を痛めた。
  • ランニングをしていて膝を痛めた。
  • デスクワークをしていて後ろを振り向いた時に首を痛め、しびれ・痛みが首から手にかけてある。
  • 朝ベッドから起き上がった時に腰を痛めた。

このような事故、怪我でACCに保険請求をすることができます。

ACCを使うには?

ACCを使うにはACC 45 Numberが必要にです。

ACC 45 Numberを発行できるのは主に医師・カイロプラクター・理学療法士・オステオパシストです。

鍼灸師はACC 45 Numberを発行できませんが、ACC 45 Numberを患者さんがすでに持っていればそのNumberを使ってACCの保険治療をすることができます。

ACC45 NumberはClaim毎に変わり、Numberを得てから1年が有効期限です。

ACCの保険を使うにはまずACC45Numberを発行できる医療者に診てもらう必要があります。

ACCの治療費

保険治療で治療費が$0のClinicもありますが、ほとんどのクリニックでACC surchargeを請求しています。

相場としては$10~30でACCの鍼治療を受けることができます。

鍼灸の効果

鍼灸治療は多くの疾患に効果的でACCの保険適用である怪我、痛みに対して即効性があります。

他の医療従事者からも鍼を受けてみたら?とすすめられるほど高い効果の再現性はあります。

治療後に少し眠たくなることもありますが副作用はありません。

日本人鍼灸師もニュージーランドには数人おり、日本鍼灸は他の国の鍼灸と比べると非常に優しい鍼です。

少し鍼に対して抵抗がある方は日本人鍼灸師を訪ねてみてはいかがでしょうか?

 

次回日本人鍼灸師のいるクリニックを紹介します。

記者プロフィール

Daiki

Daiki

鍼灸師として日本で3年、豪華客船で3年半働いたあと、80カ国以上訪れた経験からニュージーランを移住地に決定。
日本の鍼灸をNZに広めるために今後ビジネス展開を画策中。
 
旅人、鍼灸師向けのブログをかいています。
https://chocotumeke.com

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