アメリカ大統領選の結果
2016年11月9日、ドナルド・トランプが第45代アメリカ大統領になることが決定しました。ドナルド・トランプは選挙戦の時から移民に対する政策を口にしていましたが、今後移民対策はどのようになっていくのでしょうか?移民に関する法律すべてを強化し、不法移民を強制送還させ、合法移民の制度を改めることが移民政策の1つになっています。
今後日本人に影響が出てくるのは、この「合法移民の制度を改めること」でしょう。すでに交換留学生やビジネストレイニーやインターンシップ生等に発給される、研修目的でアメリカで合法的に就労することができるJ-1ビザの廃止を発表しています。J-1ビザを持っている人が安い賃金で仕事に就くことでアメリカ人の雇用機会を奪っていたとドナルド・トランプは考えており、よりアメリカ生まれのアメリカ人に仕事を回したいようです。他にもH-1Bと呼ばれる特別技能職に認められる就労ビザにも制限が加わるようです。
アメリカ大統領選によって変わる移民法
急な変更に予定していたプランが変更になり困る留学生も出てくるかもしれません。アメリカに留学することをあきらめる方もいるかもしれません・・・。トランプ政権に懸念を示すアメリカ人も海外に逃げたいようで、カナダやオーストラリア、ニュージーランドの移民局のページは選挙結果発表直後に通常よりも多くのアクセスがありました。
ニュージーランドも実は...
ニュージーランドも実は移民法が前触れもなくいきなり変わりやすい国です。つい最近では永住権の技能移民部門の一次審査(EOI)のポイントが140ポイントから160ポイントに引き上げられました。この発表と同時に法律が改正され、永住権申請を目指していた人にはショックなニュースとなりました。
関連記事:永住権の取得がより難しく
2017年04月20日 更新
幸いアメリカも、もちろんニュージーランドも今後留学生を受け入れることには変わりはありませんが、いつ移民法が変わるかわかりません。留学する際には最新の移民法をきちんと調べておきましょう。
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