ニュージーランドの留学や移住、起業、旅行、就職など総合情報サイト

利上げは「いつやるか」の問題 過半数の国民が借入金利の上昇を予想 ASB調査

ニュージーランド国民の過半数が、さらなる利上げは避けられないとみていることが、ASB銀行の最新の住宅信頼感調査で分かった。今後1年で借入金利が上昇すると答えた人の割合は、下落予想を差し引いた純ベースで57%に達し、前四半期の48%から上昇、2023年4月以来の高水準となった。個別には62%が「1年後は金利が今より高い」と回答し、「変わらない」が14%、「下がる」はわずか5%だった。調査は5〜7月に全国2929人を対象に実施された。

準備銀行(中央銀行)は9月2日(水)に政策金利(OCR)を見直す予定で、ASBは2会合連続の利上げを予想している。準備銀行は7月初めに0.25%の利上げで金融引き締めに転じており、ASBは年内の残る全会合で0.25%ずつ利上げが続き、OCRは年末までに3.25%、計1.0%上昇すると見込む。ASBのジェーン・ターナー上級エコノミストは「2月末の中東情勢の緊迫化が燃料価格と物価見通しを押し上げた。利上げはやるかどうかではなく、いつ始めるかの問題だった」と分析。一方で国内需要の指標が低調なままなら、途中で利上げを一時停止する可能性もあるとした。準備銀行のアナ・ブレマン総裁の下での判断が注目される。

住宅ローン金利はすでに動き始めており、報告書によると2年固定金利の平均は1月から0.41%、1年固定は0.21%上昇した。金利上昇観測を受けて住宅価格への強気姿勢も後退し、今後1年で価格が上がると予想する人は純ベースで9%と、夏場のピーク時の30%から大きく低下した。