ニュージーランドの野党・労働党は8月25日、16歳未満のSNS利用を禁止する政府提出法案について、少なくとも第一読会までは賛成に回る方針を決めた。ヒプキンス党首は「労働党の支持があれば、政府が法案を遅らせる理由はない」とし、選挙前の第一読会通過を強く求めた。
これに対し下院リーダーのアプストン氏は「議会閉会まで残り3週間しかなく、第一読会にすら間に合わない」と改めて表明。ラクソン首相も前日、連立を組むACTとNZファーストの支持がないまま「経済成長と生活費対策を優先する詰まった議事日程の中で、この法案を通す時間はない」と述べていた。法案「オンライン安全法」はインスタグラムやTikTok、スナップチャットなどに、16歳未満の利用者を排除する「合理的な措置」を義務付ける内容。
労働党のテクノロジー担当デイビッドソン議員は、法案が年齢制限に偏りすぎているとして、規制当局のあり方や設計面での安全性強化を求める考えを示した。与党内の足並みの乱れを背景に、法案の行方は総選挙後に持ち越される公算が大きい。
