ニュージーランドの留学や移住、起業、旅行、就職など総合情報サイト

ニュージーランド最大手銀行、住宅ローン金利を2022年以降の最低水準に引き下げ

ニュージーランド最大手の銀行(ANZ)が、固定期間6ヶ月から3年の住宅ローン特別金利を一斉に引き下げました。6ヶ月の固定特別金利は15ベーシスポイント(bp)下げて4.99%に、2年は14bp下げて4.75%、3年は10bp下げて4.99%となり、いずれも2022年以降で最低水準に下落しました。

この動きは、先週のオフィシャルキャッシュレート(OCR)の引き下げを受けたもので、住宅ローン市場の競争が非常に激しくなっている現状を反映しています。消費者がより良い金利とサービスを求めて銀行を乗り換えており、ANZはその需要に応える形で金利引き下げを実施しています。

ANZの住宅ローン部門の責任者であるエミリー・メンデス・リベイロ氏は、利用者がアプリ「goMoney」や直接の連絡で迅速に固定ローンの申し込みを行えるように準備しており、“速く自信を持って動ける環境”を整えていると説明しています。

この住宅ローン金利の引き下げは、RBNZ(ニュージーランド準備銀行)が25bpのOCR引き下げ(3.00%へ)を実施した流れに沿った動きです。

住宅ローン市場では、他の主要銀行も競って固定金利を引き下げており、全体として借り手にとっては有利な状況が進んでいます。

また、最近のコモディティや住宅価格の変動、雇用市場の停滞などを背景に、中長期的には更なる金利の低下が予想されており、今後の住宅ローン市場は依然として注目されています。