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銀行の新しい変動金利設定で利益が年間約1200万ドル増加か — ブローカーが指摘

ニュージーランド最大級の銀行のひとつ ANZ(オーストラリア・ニュージーランド銀行) が、最近 住宅ローンの変動(フローティング)金利を0.1ポイント(0.10%)引き上げました。これにより、同銀行は毎年約 1200万NZドルの追加利益を得る可能性があると専門家が指摘しています。

Squirrel(モーゲージ仲介会社) のCEO、デイビッド・カニンガム氏は、この金利の引き上げについて、ANZ が市場条件だけを理由に慎重に利益を増やす目的で実施した可能性があると述べています。もともとこの金利は他の大手銀行に比べて「安いわけでも高いわけでもない」位置にありましたが、引き上げによって利益が出やすい水準になったとも指摘しています。

カニンガム氏によると、今年発表された 新規顧客向けの1.5%キャッシュバックキャンペーン が非常に人気で、その費用を一部補うために金利を引き上げた可能性もあるとみられています。実際、ある顧客はこのキャッシュバックで3万ドル以上を受け取ったという例もあります。

一方でANZ側は、「今年8月以降のOCR(金利の基準となる政策金利)の低下に対応し、他の主要銀行よりも大きく変動金利を下げてきた」とコメント。今回のわずかな金利変更は市場の条件に合わせた調整であり、競争力ある金利を維持していると説明しています。

専門家はまた、ニュージーランドの銀行市場が既存の大手銀行にとって非常に参入障壁が高く、金利や各種金融商品の価格調整で幅広く利益を確保しやすい構造になっているとも述べています。