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絶滅危惧種のニュージーランドチドリ 空港をすみかに

ニュージーランド在来種で絶滅が危ぶまれているニュージーランドチドリが、オークランド空港の芝生に住み着いた。

この8週間のあいだに、4組のニュージーランドチドリ(マオリ名、ツツリワトゥ)のつがいが、巣を作り卵を産んでいる。

現在この鳥は、国内に約2,500羽余りしかいないと思われている。

オークランド空港のワイルドライフ・マネージャー、ルーシー・ハウリー氏によると、高いフェンスに囲まれた天敵の動物が入り込めない巣作りには最適な場所、と語る。

「この小さな鳥は、巨大な飛行機があちこちに移動しても全く気に留めませんし、タクシー走行路のとなりにマイホームを作ってすずしい顔をしています」とハウリー氏。

実はツツリワトゥが、オークランド空港に巣を作るのは初めてではない。

「毎年8~12組のツツリワトゥがやってきます。この10年では多分、合計で80羽くらいのヒナが孵ったでしょう」とハウリー氏。

空港スタッフは、鳥の家族を万全にケアする態勢だ。