ニュージーランド最大の商業港であるオークランド港(Ports of Auckland)に、大型船舶の離着岸を補助する船舶として、世界初となる100%電気駆動のフル電動大型タグボート「スパーキー(Sparky)」が正式に導入され、運用を開始しました。
これは、港湾業務における二酸化炭素(CO2)排出量を大幅に削減し、2040年までにカーボンニュートラル(排出実質ゼロ)を達成するというオークランド港の長期環境戦略における記念碑的なマイルストーンとなります。
この電動タグボートは、従来のディーゼル駆動のタグボートと同等以上の強力な牽引力(ボラードプル)を誇りながら、運行中の排気ガスを一切出しません。また、巨大なバッテリーシステムを搭載しており、港内に設置された専用の高速充電ステーションを利用することで、わずか2時間でフル充電が可能です。
オークランド港の最高責任者は「スパーキーの導入により、年間約465トンのCO2排出が抑えられる計算になる。これは乗用車数百台分に相当する。世界の港湾インフラに対して、クリーンテクノロジーが十分に実用可能であることをニュージーランドから証明できた」と胸を張りました。
