2025年末から2026年初頭にかけて、ニュージーランドの主要通信事業者であるOne NZ、Spark、2degreesが3Gモバイルネットワークの停止を予定しています。
しかし、すでに使えなくなるはずの3G依存の携帯電話が現在もオンラインで販売されていると、業界団体「テレコミュニケーションズ・フォーラム」が警鐘を鳴らしています。一部の端末は4Gや5G対応とされていても、音声通話には3Gを使用している場合があり、停止後には使用不能となる可能性があります。
フォーラムのCEOポール・ブリスレン氏は、既に不適合な端末を購入してしまった消費者も確認されており、小売業者には販売前に確認責任があると強調しています。影響を受けるのは携帯電話だけでなく、一部のウェブカメラや医療・住宅用アラーム、産業機器も含まれるとしています。
各社は、VoLTE設定の有無やIMEI番号の確認を呼びかけ、互換性のない端末は店頭でリサイクルを受け付けています。誤って廃棄すれば火災の危険もあるため、注意が必要です。