“以前レンタカーを利用する際の注意事項”でレンタカーの使い方についてお伝えしましたが、今回は車を使う場合には必ず立ち寄らなければいけないガソリンスタンドの使い方についてお伝えします。
ニュージーランドのガソリンスタンドは、セルフサービスが基本です。
特にセルフサービスと明示していないし、セルフだから特に安いわけでもないので、どうしても自分でガソリンを入れたくなくないのならスタッフに入れてもらうこともできるはずです。ただし、ものすごく待つことが予想されます。しかし、フルサービスと違って灰皿をきれいにしてくれたり、オイルのチェックなどはしてくれません。
以前は、ほとんどのガソリンスタンドは、スタッフが入れてくれました。しかし、スタッフの人数が少ないのと、スタッフはレジもしなければいけないので、結構待たされました。それで、みんな自分入れるようになり、自分で入れる人が増えてくると、今ではガソリンスタンドもそれに甘えてか、田舎のガソリンスタンド以外はスタッフが入れてくれるガソリンスタンドをほとんど見かけなくなってしまいました。
日本でもセルフのガソリンスタンドが増えてきたのでガソリンの入れ方は分かると思いますが、料金の払い方が少し違います。ニュージーランドではまず、ガソリンを入れて、その後店の中のレジまで行ってガソリンを入れる機械に書いてある番号を言ってお金を支払うシステムが多いです。中には前払いのスタンドもあって、その場合は、店のレジで入れる分のお金を先に支払います。もし、支払った分より少ない場合は払い戻しをしてもらいます。とりわけ、スタッフが店の中から目の届かない場所のポンプに前払いが多いようです。前払いが面倒な人は、できるだけ店に近いポンプで入れるといいでしょう。最近は、それぞれのポンプでカードや現金で支払いができるガソリンスタンドも出てきました。
ポンプには、日本のように満タンのボタンや、料金を設定するボタンがあるので、持ち金に合わせてガソリンが入れられます。しかし、日本のように静電気を逃がすボタンが付いているポンプは見たことがありません。
ほとんどのガソリンスタンドが、AA(オートモービルアソシエーション)や、スーパーマーケットと提携していて、AAのカードやスーパーのレシートに付いている割引の適用があります。
ニュージーランドのほとんどのガソリンスタンドは、コンビニと一緒になっています。もちろんトイレもあるし、車のタイヤの空気を入れることもできるので、車での旅行にはガソリンスタンドですべてが済むので便利です。ただこのコンビニが曲者で、前の車がガソリンを入れ終わった後、車をポンプの場所に停めたままで、お金を払いに行ったついでにコンビニで買い物をしてトイレもする人がいるので、その場合はずいぶん待たされることになります。気を使って支払いの前に車を動かしてくれる人もいますが、そうでない人も結構います。
自分がガソリンを入れ終わったら、臨機応変に後ろに並んでいる人がいるかどうかを確認してガソリンを入れ終わったら車を移動してあげるとか、速やかに清算を済ませるとかの心ずかいを持ちましょう。