2mなら安全、2mなければ危険? 見えないウイルス対策キーポイント
テイクアウェイも命がけ?
5週間ぶりのフィッシュアンドチップス。地元のお店が空いていたので、思わず注文してしまいました。空腹というよりも、購買活動に飢えていたように思います。オークランドのあるお店では、クラスターが心配されるほどの混雑ぶりだったとか。消費活動が活発で何よりですが、ウイルスのテイクアウェイは避けたいところですね。
2m、おしゃべり好きには不適用
たまにスーパーや街角で2mなら大丈夫、とガッツリおしゃべりしている人を見かけますが、もしもウイルスがあった場合、あまり安全ではないでしょう。しゃべるとより唾液が飛びますので…会話大好きのキウイには、ジレンマですね。
イメージは、タバコの煙
「チリや水滴にくっついて浮遊する」と言われるウイルスをイメージするには、タバコの煙が参考になるかと思います。吐いた煙が見えますし、すれ違ったり、後ろを歩いていると匂いますよね。2mほど離れると、煙が拡散して、だいたい大丈夫ではないでしょうか?でも、しばらく居たり、風がこちら向きだと、離れていても届きます。そうイメージすると、距離に関わらず、避けやすいのではないでしょうか。
空気の流動性がカギ
つまり「2mならほぼ安全」は、「空気が動く状態」というのがポイントかと思います。
ですので、滞在時間が長いときや、質内などの「空気の動かない空間」では、
- 換気
- 遮蔽(防護)
が大切になってくると思います。
どうする? エレベーター
階段を使う。という健康的な選択肢もあり、ですが、こうした狭い共有空間では、
- マスク
- 眼鏡、手袋
が手助けに。これらは接触の確率を下げてくれます。特にマスクは、
- 自分が人に移さない
- 喉の粘膜を保湿して免疫バリアを維持する
という点でも、役立っていると思います。これはハンカチなどでも代用可能でしょう。
雑菌の中で生きる
そもそも、生活の中でウイルスを防ぐって、とてもハードルの高いことです。1つでも入ってきたらアウト!?ということではなく、肝心なのは、
- 接触をできるだけ減らす
- 接触しても、粘膜で止めたり、免疫で排除できる
ことがベター。そのためにも、健康な状態でいたいですね。
体の中からできること
外からくるものは拒めなくても、自分でできるのが、もともと備わっている免疫を整えること。太古の昔から体を守ってきた免疫システムは、様々な菌やウイルスに対応でき、これ以上の手はないでしょう。コロナウイルスについては有効な治療方法がまだありませんし、そもそも薬とは「体のシステムに働きかけて効果を発揮している」ので、「それ単独で私たちを直接救うわけではない」ということは、あまり理解されていないように思います。健康の鍵は、私たちを日々生かしてくれている体細胞や常在菌をよい状態に保つことにあると私は思っています。
- 体温を暖かく保つ(運動、保温)
- 粘膜(目や喉)や皮膚(手や顔)を清潔にし、保湿する
- 発酵食品をこまめにとる
- 心地よく過ごす
ウイルスは風とともに
レベル4の間は異様な晴天が続いたウェリントンでしたが、徐々にいつもの風が戻ってきました。うんざりしますが、リスクが下がるなら、悪くないかも…まさかこんなメリットがあろうとは。冷たい南風の冬…ウイルス丸ごと吹き飛ばしてくれるのなら!
- 出典:Advice and factsheets for Alert Level 3 (日本語)
- https://covid19.govt.nz/communities/translations/japanese/