不動産購入をする際に必要な、Building Inspection!
実際にどれくらいの費用と時間が必要なのでしょうか?
Building Inspectionの業者によって、Building Inspectionの価格設定、サービス内容、報告書のフォーマットが違いますが、検査内容において一番重要な項目はMoisture Test(含水量試験)です。
検査費用は家のサイズによって違いますが、3Bedroomの戸建ての住宅ですと目安としてNZ$450-650が一つの相場価格。
検査には通常2時間前後必要で、もちろん同伴も可能です。
Building Inspection Reportが保険に加入されているか、また口頭のみでの報告になるか、また住宅の平米数のサイズにより値段が前後します。ですが口頭での報告ではなくしっかりと報告書を作成してもらう事をお勧めします。
かなり高額と感じられる方も多いと思いますが、Building Inspection Reportは銀行からのホームローンを申請する時には必須アイテムです。また銀行からローンの借入が必要ない方も(羨ましい限りですが。。。)、購入してから問題が発覚、ではもう手遅れです。
マイホーム購入は人生の中で最も効果な買い物と言っても過言ではないでしょう。数百ドルでBuilding Inspectionを実施する事は、大きな安全、安心の保険を買うという事なのです。
ではなぜMoisture Testが重要なのでしょうか。
NZの住宅問題で一番大きな問題は、皆さん一度は聞いたことがあると思いますが、Leaky House syndrome問題です。
1990年代から2004年頃までに建築された、Monolithic構造で建てられた住宅、またPlaste(石膏仕上げ)で仕上げられた住宅で外壁(Cladding)と内側の建築フレームの間に、スペースがない家がLeaky Houseの特徴です。また家屋の屋根部分がフラットになっている住宅はリスクは高くなります。
Leaky Homeに限らず、家の一番大きな敵は侵入してくる水分です。
ニュージーランドの多くの家は木造構造住宅。住宅の構造フレームが湿気を持ち、カビを発生させ、また住宅構造に大きなダメージを与えます。
内壁の内側の配管の水漏れなどは、一番気づかれにくいカテゴリーの一つで、住宅構造に湿気があり、ダメージがあると、その改築に非常に高額な費用が必要です。
その為、Moisture Testは最も住宅検査で重要視され、銀行の住宅ローン担当者も一番そのポイントを気にするのです。
また小さなお子様がいらっしゃる場合は、カビは呼吸器に非常に悪影響です。
Leaky Houseとは上記の条件に当てはまり、内部への水分が侵入し、乾きにくい住宅の総称です。
値段は業者によって変わってくると書きましたが、まずはBuilidng Inspectionの業者のサービスの中に、Moisture Testが含まれているかを確認する事が重要となりますので、是非、住宅購入の際はBuilding Inspectionの業者に確認をお勧めします。
またBuilding Inspectorは、ドラッグテストも実施している業者も多数います。
Methamphetamine=P Drugとも言いますが、日本語では覚醒剤です。
New Zealandでは、以前より覚醒剤の蔓延が大きな社会問題となってますね。
実は人口比率から言っても、NZは日本よりも覚醒剤問題が大きいと言っても過言ではありません。その為、Property management(賃貸管理業者)では、住居者が退出後に覚醒剤検査をオーダーする業者が非常に多いです。
数週間前にはある学者が、NZの覚醒剤検査数値は人体に全く影響がないと発表して、世間を賑わし、NZでもそれに則って、ルール改正があるようです。
次回はNZの薬物問題と住宅との関係について紹介します。お楽にしていて下さい。