生ハムメロン ならぬ 生ハムイチジク!?
秋の果物と言えば、柿、栗、ぶどう、梨、りんごなど色々思い浮かびますが、特に好きなのは「イチジク」です。 日頃からワインのおつまみとして、ドライイチジクはよく食べるのですが、生のイチジクが手に入る今の季節は、毎年の楽しみになっています。特にここネルソンでは土地柄果樹園も多いので、道路沿いに無人販売所を設けている所も多く、新鮮なイチジクを安く買えるのが嬉しいです。
オークランドのイタリアンレストランで働いていたときは、この時期になると、おすすめの前菜として生ハムメロンならぬ、生ハムイチジクを提供していました。イタリア人、イチジクの食べ方がとっても上手なのです。 熟したとろとろのイチジクの皮をむいて、切りたてのProsciutto(生ハム)をくるっと巻いてオリーブオイルを少したらし、胡椒をしただけのシンプルなもの。
ですが、イチジクの芳醇な甘みと、生ハムの塩気が最高にマッチして、とっても美味しいのです。果物ですがデザートとしてだけではなく、料理としても色々可能性がありますね。
今回はそのイチジクでお肉と合う、超簡単だけど濃厚なソースを作ってみました。香ばしく焼き上げたとんてき(豚肉のステーキ)と共にぜひ試してもらいたいレシピです。
材料(ニ~三人前)
- 豚肉 好みの部位 2~3枚
- 塩・胡椒 少々
- 油 大さじ1
ソース
- いちじく 2個
- バルサミコ酢 大さじ2
- 醤油 大さじ1
- 砂糖 または 蜂蜜 小さじ1
作り方
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塩・胡椒で下味をした豚肉を焼く
フライパンに油を熱し、塩・胡椒で下味をした豚肉を強火でこんがり焼いていきます。
表面に綺麗な焼き色がついたら、中火にし、蓋をして中まで火を通します。
豚肉に火が通ったら、一度火を止めて別皿に取り出しておきます。 -
イチジクは皮をむいてさいの目切りにする
イチジクは皮をむいて、2センチ程のさいの目切りにし、その他のソースの材料と合わせておきます。
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ソースの調味料を火にかける
肉を焼いたフライパンをそのまま使い、2の合わせ調味料を入れ強火にかけます。<br /> 沸騰したら中火にし、イチジクが少し荷崩れ、程よいとろみが付いたらソースの出来上がり。
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盛り付け後にソースをかけて完成
お皿にお肉と、好みの付け合せを盛り付け、ソースをかけたら完成です。
ワンポイントアドバイス
- 豚肉にはしっかり火を通しますが、焼き過ぎるとパサつくので注意。
- ソースを煮詰めるときは、焦げ付きやすいので、木べらなどでかき混ぜながら作りましょう。
- 今回の豚肉はモモ肉を使いましたが、ロース、ヒレ、バラ肉など好みの部位でお試し下さい。
また、鶏肉(ムネ肉など)でもOK。 - 肉を焼いたフライパンをそのまま使うことで、肉を焼いた油の旨味も合わさり、とてもコクのあるソースになります。
- 付け合せには、じゃがいものガレットとカリフラワーのバターソテーを添えましたが、簡単にサラダを添えるだけでも良いと思います。
- このイチジクのソースのとんてき。NZ産のジューシーでフルーティーなPinot Noirとの相性はバッチリです!