はじめに
私はNZに来たら絶対見たいと思っていたのが「氷河」です。氷河ってそんなに簡単に見れるのと思いながら探した場所の一つにとっておきの場所を発見しました。
結構有名なので、もしかしたらご存じの方が多いかと思いますが今回はそのハイキングコースについて解説します!
これからニュージーランドに来る人、周る人にお役に立てれば幸いです。
Hooker Valley track (フッカーバレートラック)
南島のMt. Cook national park内にある、フッカーバレートラックは、初心者でも簡単に歩くことができる日帰りのハイキングコースです。フッカー川に沿って渓谷を進んでいくので、美しい川や山の景色を横目に楽しくハイキングができます。
高低差もそんなになく、約10キロ(往復)の道のりなので、誰でも気軽に行けるところかポイントです。
絶景ポイント
吊り橋
トラックの途中には3つの吊り橋が存在します。一つひとつの吊り橋からの景色も違い、圧巻です。そして、ちゃんと吊り橋というように不安定さが残る感じがたまりません。
中でも第二の吊り橋は三つの吊り橋の中でも最も長く、落差も最大なので景色は圧巻です。
ボードウォーク
三番目の吊り橋を渡る前にボードウォークがあります。ここは歩きやすく、また目の前にマウントクックを眺めながらのコースとなるので、誰もが足を止めたくなる場所です。
フッカー氷河湖
何と言っても最大の見どころは最後のフッカー氷河湖でしょう。
フッカー氷河湖からは、天気が良ければマウントクックが一望でき、またさらに運が良ければフッカー氷河から崩れた氷河が湖面を流れてきており、漂流している姿をみれます。
私は、氷河は見れたのですが、天気が冷たい雨風にさらされている状況だったので、長時間滞在することはできませんでした。
アクセス方法
私たちはテカポの町から向かいました。
テカポからだと出発点になる、ホワイト・ホース・ヒル・キャンプ場の駐車場までおよそ1時間半弱で到着できます。途中にガソリンスタンドはないので、必ずテカポを出る際には残量を確認して出発してください。
駐車場は無料で利用できます。
また、麓まで行く際の道は山の天気により時に、暴風などで通行止めになることがあります。出発する前はしっかりと天気の確認をすることをお勧めします。
難易度・所要時間
難易度は前述したように、日帰り往復4時間弱で行ける気軽なコースです。
中には小さなお子さんも歩いていましたし、ベビーカーで歩いている人もいました(逆に足場が悪くて歩き辛そうでしたが)
持ち物
- 運動靴(スニーカーでも構いません)
- 水分
- サングラス
- 帽子など日差しを遮られるもの
- レインコート
- 軽いエネルギー食
注意すべきポイント
初心者でも気軽に行けるハイキングコースですが、山であることには変わりありません。山の最大の特徴は「天気が読めない・急に変化する」ことです。私も実際にハイキングした際は、スタート地点では晴れていたものの、途中雨が降ってきたり、冷たい風にさらされたりしました。なので出発時点では大丈夫に思えても、どんな天気でも対応できる服は少しでも持参すべきだと思います。
また、大きな木などもないので逆に晴天で直射日光に長時間晒される可能性だってあります。上記した持ち物は私の思う最低限は必要なものです。ご自身の体力レベルに合わせて、必要なものを追加して、脱水症状やエネルギー不足で楽しくない思い出にならないようお気をつけください。
おわりに
元々山登りが好きな私ですが、NZに来て全然山に登れていなかったので、体力面にも不安がありましたが、こんなに気軽に楽しめて、そして3000m級の山々を横目に登れる山があるなんてビックリしました。
氷河を見れたのはラッキーでしたが、風と雨で体力を奪われタッチができなかったので、また行くつもりです。一年中楽しめるフッカーバレーでそれぞれの季節の山の景色や植物をぜひお楽しみください。
また、帰り道もマウントクックを見ながら、「あそこの近くを歩いたんだよね〜」と思い出に浸りながらドライブできるのも幸せなひと時です。