Golden Bay は、南島は北西部のMarlborough地方に位置し、天候が穏やかで日照時間も長く、夏のリゾート地として知られています。Takaka hill という険しい峠を越えた先にある事もあり、物見遊山客が少なく、ホリディ・ホームやキャンプ場に滞在しながら、ゆっくり手つかずの自然の中の生活を楽しむキウィやヨーロッパ人が多く、のんびりとした雰囲気が漂っています。有名なエイベル・タスマン国立公園が望むこの一帯には、沢山の美しい砂浜があります。ここでは代表的な砂浜を紹介します。
1)Totaranui beach
ゴールデン・ベイと言えば、真っ先に浮かぶのがこのTotaranui beach。エイベル・タスマン国立公園の最北端に広がるこの砂浜は、黄金色に輝く砂浜と透き通ったアクアブルーの水面で有名です。数年前にNZ航空のテレビのCMに登場しました。テレビ画面いっぱいに広がる、太陽がさんさんとふり注ぐ中まばゆいばかりの砂浜が、未だ目に焼きついて離れないという人も多いのではないでしょうか。
泳ぎ疲れたら砂浜に寝そべって過ごすもよし、カヤックやブッシュ・ウオークなどのアクティビティに勤しむもよしです。体力に自信がある人は、隣のキャンプ場を拠点に、本格的なトレッキングに挑んでみてはどうでしょう。尚、交通手段として水上タクシーが運航していますので、車が無い方もご安心を。
2)Wharariki Beach
真っ白い砂浜に真っ青な色の海、そして所々大きな岩が突き出たさびのある風景が、いつまでも余韻に残る海原です。牛や羊を見ながら牧場の小径を歩くこと20分、それから砂丘を下りてようやくこの砂浜を目にした時は、感慨深いものがあります。
アザラシの生息地で、春から夏にかけてはアザラシの赤ちゃんが寝そべっていることもあります。砂丘を爽快に滑って、それから波と戯れるように、ボディ・ボードを持参するのをお忘れなく。
3)Farewell Spit (番外編)
Wharariki Beachの帰りには、このFarewell Spit のカフェで、一息ついてみませんか?ここの展望デッキから、他で見る事のない息を呑むほど素晴らしいFarewell Spit の景観が楽しめます。
Farewell Spit は、26kmからなるNZ一長い 砂嘴(さし)で、衛星写真を見ると、鳥の口ばしのような形をしています。
photo: © Wikimedia
鳥や野生動物の保護地域に指定されていますが、残念ながら、度々鯨が座礁する事でも知られています。去年2月に416頭もの鯨が座礁した事は、皆さんの記憶に新しいことでしょう。