ニュージーランド(NZ)で2022年3月、初の女子スーパーラグビーの大会が開催されました。コロナウイルスの影響で日程も調整、陽性者が出たチームの試合は中止になるなど、開催も危ぶまれたが無事に大会が終了。レベルの高いNZ女子ラグビー。初代チャンピオンはどこに?大会を振り返ってみます。
★「昨年の試みが成功し大会開催へ」★
昨年、NZで史上初の女子スーパーラグビーが開催されました。以前私が書いた記事でも紹介しました。(以下のリンク参照)
https://nzdaisuki.com/topic/entertainment/womens-super-rugby-2021-05-01
今までは、NZ女子代表の下には、クラブチーム、州代表のレベルしかなく、代表を強化するのあたっては、州代表と代表の間のレベルの大会が重要になってきます。
上記のリンクでも紹介した、昨年のブルーズ女子 v チーフス女子の試合が大成功に終わり、2022年3月に正式にNZ国内でスーパーラグビーの大会が行われる事が決まり、メディアでも大きく取り上げられました。
★「Super Rugby Aupiki」★
大会名は「Super Rugby Aupiki」Aupikiの意味は「最も上の領域への上昇」と言う意味になるそうです。
昨年開催された試合のブルーズ、チーフスの他にプラスされたのがハリケーンズ、そして南島のクルセイダーズとハイランダーズの連合軍「Matatū」(マタトゥ)が結成されて合計4チームの総当たり戦で優勝を争う。
★「大会直前でコロナウイルスの影響」★
3月5日の開幕戦だったが、ブルーズ、ハリケーンズのチームにコロナウイルスの陽性者が出て開催自体危ぶまれた。
何としても開催を試みようと日程を後ろにずらし調整し「チーフス vs マタトゥ」の対戦を3月10日の木曜日の平日に開催し開幕戦を行うことになった。それでも、ブルーズ、ハリケーンズは、コロナウイルスの影響が続き、延期でなく中止になった。
しかし、その後ブルーズ、ハリケーンズも加わり大会に活気が出てきたのは喜ばしい事であった。
チーフス、そしてブルーズが良いパフォーマンスを見せて、最終戦の直接対決で優勝を争う事になった。
★「3月20日の優勝戦は、チーフスが爆発」★
東京オリンピックの7人制で金メダルを獲得した選手、15人制の代表選手を多く含むチーフスが序盤から有利に進めた。
後半に入り、同じ時間帯にブルーズのフロントロー(1番、3番)の選手にイエローカードが出る。数的に有利になったチーフスが勢いを増しトライを重ねて35-0の圧勝で初代の女子スーパーラグビーのチャンピオンに輝いた。
★「優勝を決めた後のHakaの動画」★
★「優勝戦のハイライト動画」★