ヘナは、ミソハギ科という種類の常緑低木で、西南アジアから北アフリカにかけて自生しています。ローソンというオレンジ色の色素が含まれ、それがタンパク質に付いて髪や肌を染めることができます。
アルカリ剤が含まれていないので、地肌、髪の毛にダメージを与えず、傷んだ髪にハリやコシを与え、汚れを吸着して地肌がきれいになると言われています。
染めた後は光の当たり具合いで赤く見え,白髪の部分は、オレンジ系から赤系に染まります。
しかし自然なヘナにもマイナスな点がいくつかあります。
私個人がニュージーランドのインドの食品店で買うヘナは(上記の写真)、ケミカルなものが含まれないので、2~3時間ほど、染まるまでに時間がかかります。
慣れるまで、お掃除が少し面倒です。
染まりにくい方もいるようです。
赤系に染まるので、茶色に染めたい場合は私が使用するヘナでは少し難しいです。
マイナス面もありますが、ケミカル使用のヘアダイにアレルギーがある方、自然なものを使いたい方には、ヘナはおすすめです。
用意するもの
- ボール
- 使い捨て手袋
- 色の濃いタオル
- サランラップ or スーパーなどのビニール袋
- 筆ブラシ
- スプーン
- コーム(櫛)
- 分け目をつけるのに使用
- ワセリン
- 生え際にワセリンをぬって、ヘナが顔に付かないようにする。
- ヘナが顔に付いたら水ですぐ洗い流しましょう。
手順
使い捨ての手袋をはめ、ヘナ 大さじ 山盛り3杯
(髪の長さで調節してください)
熱いお湯(蛇口から出るお湯でOK)を入れ、マヨネーズ位の硬さになるまで混ぜる。
生え際から後頭部に向け、コーム(櫛)の先を使い、1センチ間隔でスライスし、地肌と髪にヘナを塗布
(塗る前に熱すぎないか温度を確認して下さい)
熱があると、ヘナが染まりやすくなる為、サランラップ or スーパーの袋で密封状態にする。
タオルを首にまいて、ヘナが流れないようにする。
2~3時間 放置します。
先ほど使った手袋をはめて、シンクにお湯を張る。
蛇口に頭をぶつけないようにして、頭をお湯につけ、全体に固まった感じになっているヘナをほぐしながら流す。
お湯を変え2回程繰り返す。完全にヘナがとれなくなくてもOK。
この工程をシャワーを浴びる前にすると、時間短縮とシャワーのお湯の節約にもなります。
シャワーで、すべてのヘナを流し、シャンプーして全体のヘナを洗い流す。
2度目のシャンプーで、地肌を良く洗う。
リンスを多めにつけて流す。
水気をとってドライヤーで乾かして、完了!
- 明るく見せたい場合(明るい赤)
- ナチュラルブラウン チェスナット レッド
- 白髪をカバー (暗めな赤)
- ブラウン バーガンディー
上記の写真 1袋 $4.00
面倒に思われるかもしれませんが、慣れたらけっこう簡単にヘナ染めができますよ。
自然で地肌にもやさしいので、ご興味がある方は試してみてはいかがでしょうか。
自然なものでもアレルギー反応が出る方もいます。
パッチテストをしてから、使用して下さい。