前回、アルバイトを探すために必要なCV(履歴書)に関する話をしましたが、今回はインタビュー(面接)に関する話です。面接は避けて通れない道ですし、自分のスキルや強み、そして経験を改めて自分で振り返るチャンスでもあります。事前準備をしっかりとして臨みましょう。
インタビュー(面接)の事前準備
面接に着ていく服装
これは職種にもよると思いますが、スーツを着ていくようなことはほとんどなく、清潔感のある服装であれば問題ないことが多いです。男性であればきれいなチノパンにシャツ、そして汚れていないスニーカーか革靴でも履いていれば面接結果に影響があることはありません。
会社のことや商品、サービスについてリサーチ
雇う側からすれば少しでもお店について興味を持っている人を雇いたいものです。カフェやレストランの場合にはチラッとお店のホームページを見てみることである程度想定はできると思いますが、気になる商品について面接時に質問してみることは好印象に繋がりやすくなります。
実際にお客さんとして行ってみる
もし自宅から近くにあったり、出かけたついでに寄っていける場合には足を運んでおくことも大事です。1度行っておけば面接に遅れることもないでしょうし、雰囲気もわかります。
面接の内容とは
面接側からの視点として重要なことを3つピックアップしました。
- 受け答えに自信を持てている(多少の英語の間違いはきにしないケースが多い)
- 仕事を通してどう貢献できるか/したいか
- 積極的に学ぶ姿勢を持っているか
1の受け答えについて
ニュージーランドは移民国家です。英語が完全に話せない人は山ほどいます。挨拶もできないのは論外ですが、聞かれたことにしっかりと自信を持って答えることで、文法の間違いを指摘されるようなことはありません。
仕事への姿勢について
2、3については日本でもお馴染みですね。志望動機や自分の持っているスキルがどう仕事に生かしていくことができるのかを説明してください。ただし、気を付けなければいけない点として、ネガティブな内容にならないことを注意しましょう。
例えば、「I only have…」や「I don’t have…」といったように、「これは出来ないけど、、、」ではなくて得意なことをアピールしてください。
短所について聞かれたら明確に自分に短所を伝えますが、短所の逆は長所です。
「没頭してしまうことがある」→「その代わりとても集中力があること」という風にフォローも重要です。
よく聞かれる質問
結局のところ、これが一番気になるところですよね。今回もニュージーランド政府公認の就職を応援するサイトからピックアップしてみました。
Tips for answering interview questions
経歴、バックグラウンドについて
Can you tell us about yourself? (簡単に経歴を教えてください)
これは大体1番最初に聞かれる質問です。募集要項にあった過去の経験や学校で学んできたことをざっくりと説明します。自分を落ち着かせるためにも、ある程度フレーズを決めておいて覚えておけば緊張がほぐれていくかもしれません。逆にそれが出来ないと挽回しようと焦ってしまうかもしれませんので、準備をするに越したことはないでしょう。
志望動機について
Why do you want to work for this organisation? (この仕事への志望動機を教えてください)
説明不要の質問ですね。会社の商品やサービス等なぜ興味を持ったのか、なぜ仕事をしてみたいのかを説明すること、あるいはここで働くことが今後の自分の人生設計にどうかかわってくるのか、面接官はその辺に興味を持っているはずです。
問題解決に関する質問
Tell me about a time when you had to deal with conflict. (誰かと対立したときはどうしますか?)
面接する側は、どうやって問題を解決していくのか、そしてその解決方法に至るまでのプロセスについて興味を持っています。決して正解があるわけではないので、論理的に説明することができれば好印象を与えられるはずです。
その他の質問
上記のコアな質問とは別に、どのエリアに住んでいるのか、ビザの種類と有効期限、なぜニュージーランドに来たのか、といった質問も多く聞かれます。どのタイミングでどんな質問をされるのかは面接官しだいでもありますが、大体こんな感じです。
面接が終わった後
面接が一通り終わると、後でまた改めて連絡します、と言われることもあれば、じゃあいつから来れるのか、給料はここからスタートでいいか、といったようにそのまま採用につながるケースもあります。1週間や2週間経っても連絡がない場合は残念ながら不採用の可能性が高いです。ですので、どれくらいまでに連絡をくれるのか確認しておくのが良いでしょう。
まとめ
面接も英語の勉強の一つですし、初めての英語による面接は想像もつかないくらい疲れるでしょう。しかし、日本ではまず得られない貴重な体験を積むことができる、とポジティブにとらえ頑張ってください。
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