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ネットボール国内リーグ民営化へ アンナ・モーブレイ夫妻が新リーグ設立、「NZを世界の本拠地に」

ニュージーランドの女子ネットボール国内最高峰リーグ「ANZプレミアシップ」が、2027年から民営化に向けて動き出す。ネットボールNZは、実業家のアンナ・モーブレイ氏と、夫で元オールブラックスのアリ・ウィリアムズ氏との間で「拘束力のない基本合意書(タームシート)」に署名したと発表した。両氏は玩具大手ズールー(Zuru)の共同創業者一家で、Aリーグ(サッカー)のオークランドFCの共同オーナーでもある。2人は現行のANZプレミアシップに代わる私設のフランチャイズリーグを立ち上げる計画で、正式契約に向けた作業が始まっている。

モーブレイ氏はこの日、「NZを世界ネットボールの揺るぎない本拠地にし、シルバーファーンズ(NZ代表)がオールブラックスと同じ敬意を集め、ボールを手にするすべての少女が自分もそこへ行けると信じられるようにする」との構想を語った。国内リーグの先行きが数カ月不透明だったため、グレイス・ヌエケ選手がオーストラリアでの3年契約を選ぶなど、有力選手の海外流出が相次いだ。モーブレイ氏は「国内最高の選手がここでプレーできなければ去ってしまう。去る人は皆、夢のかけらを持っていく」と危機感を示し、スポンサー獲得や有利な放送契約の実現を含め、リーグの安定化と商業化を進めるとした。ただ「その道のりは比較的長い」とも述べた。

正式契約が結ばれれば、リーグとチームのライセンスは投資家側が保有し、ネットボールNZは理事会でのガバナンス(統治)の役割を担う。2027年は5チーム制が要件で、大会方式やシーズン日程は投資家側が今後決める。選手の待遇はNZネットボール選手協会との労使交渉で決定する。今季のANZプレミアシップはTVNZが独占放送し、TVNZ2で延べ100万人超に届き、配信は約87万回再生された(2017〜25年はスカイが放映権を保有)。ネットボールNZは引き続き競技の統括団体として、シルバーファーンズ、代表選考、エリート育成、地域のネットボールを担当する。ジェナ・ウッテン最高経営責任者(CEO)は「民間投資は資金と商業的な能力、パートナーをもたらす」と意義を語った。