ニュージーランドの留学や移住、起業、旅行、就職など総合情報サイト

オールブラックス、ケープタウンで惜敗しシリーズ1勝1敗 スクラム論争でエラスムス氏が激高

南アフリカ・ケープタウンで8月30日未明(ニュージーランド時間)に行われたラグビーのテストマッチ第2戦で、オールブラックス(ニュージーランド代表)はスプリングボクス(南アフリカ代表)に26-33で敗れ、3連戦のシリーズは1勝1敗のタイとなった。前週ヨハネスブルグでの第1戦はオールブラックスが快勝しており、デイブ・レニー・ヘッドコーチにとって代表指揮官として初の黒星となった。試合は開始前、2機の旅客機がDHLスタジアム上空を超低空で通過する南ア伝統の演出で幕を開けたが、5万6000人を超える観客の頭上を飛ぶ危険性に批判が集まった。主催者は「入念に計画された」と強調している。

ボクスのラシー・エラスムスHCはキックオフ直前にフロントロー3人を総入れ替えする異例の采配を見せ、南アはこの日、守備で圧倒的な強度を発揮した。トライ数は4対3でオールブラックスが上回ったが、南アの3トライはいずれも前半のうちに生まれた。ダミアン・デアレンデのトライには明白な妨害(オブストラクション)があったとみられるが、TMOを含む4人の審判は誰も反則を取らなかった。故障から復帰したシーヤ・コリシ主将のトライも前半終了間際に決まり、後半はチェスリン・コルビのペナルティーゴールで南アが30-14とリードした。アーディ・サベアのトライで残り3分に望みをつないだが、追いつけなかった。

試合後、レニーHCがスクラムでボクスが横に押し込んで不当に優位に立ったと指摘すると、エラスムスHCは「ばかげている。我々は横に歩いてなどいない、まっすぐ押しているんだ」と激高した。オールブラックス側がメディアを通じて審判に印象づけようとする戦術だと反発している。第1戦の前にも両陣営はスクラムや試合のテンポを巡って舌戦を繰り広げており、9月上旬にヨハネスブルグのFNBスタジアムで行われる第3戦で、シリーズの決着がつく。