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ワンガヌイ競技場のリニューアル 古い木材はご自由にお持ちください

ワンガヌイのベロドローム(自転車競技場)では、トラックに使用されていた古い材木を、50年の耐久年数のある特殊技術で加工された材木に取り換える工事が行われている。

この工事を請け負っているのはドイツのVelotrack社で、30ミリ幅のアコヤ材数千枚に釘を打つ作業の真っ最中だ。

同社のスポークスパーソン、英国の元プロサイクリストでもあるピート・ジャックス氏は、「屋根付きの競技場であれば、36種類のスポーツが可能です。テコンドー、新体操、車いすラグビー、カーペットを引けばインドアのボウリング、ボクシングや空手など、なんでもござれ」

残念ながらワンガヌイ・カウンセルは2021年に、NZ$20ミリオンドルと見積もられた屋根付きの大改修案を退け、NZ$2.6ミリオンドルでのトラックの改修を選択した。

カウンセルはオープンデイを設け、大改修中の競技場を一般公開し、取り外された古いトラックの木材を希望者に無料提供した。

希望してやってきたマイク・オドネルさんは、「庭に物置を建てるのに使いたかったんですが、ちょっと考えています。思っていたよりかなり大きいです。長さ3メートルが12本で一まとまりですから。運ぶのにも大きなトラックが必要です」

トム・ウィルソンさんは、「私は庭いじりがすきなので、庭に置く家具を作りたかったのですが、一部は腐っていますね。暖炉の薪にするかもしれません」

新しいトラックが完成するのは2か月後の予定。