アジアで唯一ラグビーワールドカップを開催する日本は、ニュージーランドのラグビープレイヤーとコーチにとって、魅力的な国となったが、日本のプレイヤーにとってもニュージーランドが身近な国となりつつある。
日本のトップリーグに属するリコーのラグビーチームは、ウェリントンのハリケーンズとパートナーシップを結んでおり、ウェリントンで日本の選手がトレーニングする姿もしばしば見られる。ハーフバックの高橋敏也もこの一人で、彼はポネケクラブで2期目を過ごす。高橋選手は「チームの誰もがとてもやさしくて、私のことを『トシ』と呼んでくれ、色々なことに誘ってくれます」と話した。また「ポネケでプレイする前は、私はリコーの3番目のハーフバックでしたが、1期目を終えた後、日本に帰ったときは、トップのハーフバックになれました」と、ニュージーランドでの訓練の成果に満足している。サニックスのキャプテンを務めた田村衛土は、ラグビー選手になる大志を抱いて10歳にしてニュージーランドに留学した。ネイピア・ボーイズ・スクール、ポネケを経て日本へ帰国し、ラグビーのキャリアを築いた。田村のように、一流のラグビープレイヤーを目指し、ニュージーランドのハイスクールに留学する日本人の生徒も、最近は少なからずいるという。