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これぞオリンピック精神、転倒後の助け合いに世界が称賛

ニュージーランドの走者ニッキー・ハンブリンと共に転倒したアメリカのアビー・ダゴスティーノは、足の怪我で決勝には参戦できないが、ハンブリンの応援に立つ。

アビー・ダゴスティーノは、膝の前十字靱帯を切ったにもかかわらず、5000メートルを走り抜いた。24歳のダゴスティーノは、ニュージーランドの28歳ニッキー・ハンブリンと4周目を走っている時ぶつかり2人は転倒した。涙を浮かべたハンブリンをダゴスティーノは励まし、2人は共にレースを完走したが、ダゴスティーノは明らかに足を引きずっていた。
ダゴスティーノはハンブリンを力づけた後、2,3歩走ったがトラックにうずくまり動けず、そこへハンブリンが戻って来て、ライバルに手を貸した。ダゴスティーノが力を振り絞ってゴールに到達した時、2人は固く抱き合った。2人は決勝への進出が特別に認められた。

しかし車いすで競技場を去ったダゴスティーノは、決勝には参加しない。彼女は競技場で決勝を観戦するという。
「心は他の選手たち、そしてニッキーといっしょです」とコメント。
ライバルを助けあう2人の姿は、世界中に広がり讃えられた。