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RBNZが政策金利を2.75%で据え置き 市場予想に反する判断にエコノミストから「驚き」の声

ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は10月28日、公式キャッシュレート(OCR)を2.75%に据え置くと決定した。市場では利上げを予想する声が強かっただけに、NZヘラルドは「サプライズ」と伝えている。

BNZの調査部門責任者ステファン・トプリス氏は「呆然とした」とコメントし、中央銀行が市場の織り込みやコンセンサスに従う義務はないものの、これほど正反対の判断を下すのは珍しいと述べた。ASBのマーク・スミス氏は「ハト派的な据え置きで驚かされた」とし、2027年にかけてインフレが上振れするリスクが高まったとの見方を示した。ANZのシャロン・ゾルナー氏は、25ベーシスポイントの利上げが最も慎重な選択だったと指摘している。インフォメトリクスのブラッド・オルセン氏は、同行の懸念材料を従来の発言と整合させるのは難しいと語った。一方、キャピタル・エコノミクスは利上げは「延期されただけで、中止されたわけではない」と分析している。

アナ・ブレマン総裁は、燃料価格の上昇が他の物価に与える間接的な影響が想定したほど表れていないと説明し、今後もOCRの引き上げを見込んでいると述べた。金融政策委員会の採決は4対3の僅差だったという。選挙を前にした政治的判断ではないかとの見方も出たが、総裁はこれを否定した。

決定を受けてニュージーランドドルは下落した。住宅ローンを抱える人には当面の安心材料となる一方、預金者にとっては金利上昇の恩恵が先送りされる形で、11月7日の総選挙を控え、家計への影響をめぐる議論が続きそうだ。