ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は、今週水曜日(5月27日)に最新の公式キャッシュレート(OCR)を発表します。インフレの動向が不透明な中、市場では今回の据え置きが有力視されていますが、将来的な利上げを示唆するかどうかに注目が集まっています。
現在のOCRは2.25%です。多くのエコノミストは、今週の会合では「据え置き」が決定されると予想していますが、同時に発表される「金融政策声明(MPS)」の内容が、次回7月の会合での利上げに向けた布石になる可能性があると指摘しています。
金融市場では、今回の利上げの可能性を約20%程度と見積もっています。一方で、今後1年間で計1.00〜1.25%程度の利上げが行われ、OCRが3%台半ばまで上昇するという予測も価格に織り込まれ始めています。
今回の発表は、木曜日にニコラ・ウィリス財務大臣が発表する「2026年度予算案(Budget 2026)」の直前という、極めて重要なタイミングで行われます。経済の成長が鈍化し、税収が伸び悩む中での予算編成と金融政策の舵取りは、非常に難しい局面を迎えています。
今回の金融政策声明からは、委員会内で意見が一致しなかった場合の「反対意見」や「異なる見解」を公開する新しい透明性向上策が初めて導入されます。これはアンナ・ブレーマン総裁が就任以来進めてきた改革の一環です。
今週は、水曜日のOCR発表と木曜日の予算案発表という、ニュージーランド経済の今後を占う「ビッグウィーク」となります。
