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第一次産業に特化した特別ビザ

政府は国内で不足している技能を持つ労働者を確保するために、特別入国許可とビザの変更を発表した。

獣医30人、沿海漁業船員570人、農業園芸の機械オペレーター210人に対し、入国が許可される予定。国境例外を設けるにあたり、漁業においてニュージーランド人以外の雇用、給与体系とビジネスモデルの見直し、教育と訓練に対する投資などが実施される。

農業園芸の機械オペレーターは、高度に専門化された機器を運用する。収穫期を間近に、これらの技能は可及的に求められている。

今年の4月5月、ニュージーランド全国ロックダウンに伴いGDPは12.2%落ち込んだが、農業、林業、漁業はわずかに2.2パーセント減に抑えられている。タラナキのダミエン・ロパーさんは420頭の乳牛を飼育するタラナキの農牧家だが、パンデミックが彼のビジネスに及ぼした影響は小さいという。「牛乳は毎日収集されていたし、電気関連でトラブルが起こっても優先的に修理される。ロックダウン中もほぼ通常通り仕事ができた」Yummy Apples社のマネージャー、ポール・ペインターさんは、農業がこの国の成長を促進する希望の星だと考えている。ただし収穫期が近づくにつれ、今年は海外からの労働力に頼れないことを憂慮している。

ホークスベイでは、約1万1,000件の求人が出ると予測されている。