モリオリの祖先2人の遺骨が今週、オーストラリア国立博物館からニュージーランドに返還されました。ウェリントンのテ・パパ博物館で特別な儀式が行われ、現在は神聖な空間「ワーヒ・タプ」に安置されています。最終的には故郷レコフ(チャタム諸島)へ戻される予定です。
ホコテヒ・モリオリ信託のハナ・マラエア・ソロモン氏は、「祖先が帰還したことは非常に重要」と述べ、今後も返還活動を続けるとしています。2003年から始まった返還プログラムにより、これまでに約560体が帰還しましたが、まだ約150体が海外に残されています。今年はアメリカやイギリスからの返還も予定されています。