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NZの年間降水量に大きな変化 「大気の川」が影響拡大

国立水・大気研究所(NIWA)の最新研究によると、今世紀末までにニュージーランドで「大気の川」と呼ばれる極端な降雨をもたらす気象現象が、現在の約2倍に増加する可能性があることが分かりました。

温暖化による大気中の水蒸気量の増加や風の流れの変化が主な要因とされ、特に南島西海岸が影響を受けやすい地域と指摘されています。この現象は、近年のウエストポートの洪水やオークランドの豪雨などを引き起こした要因でもあります。

将来的には年間降水量の最大20%を「大気の川」が占める可能性があり、気候変動への適応策が求められています。研究者は「高解像度の気候予測データが今後の災害リスク対策に役立つ」としています。