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信号システム赤になる前に 駆け込みウェディング

ニュージーランド政府が、信号システムにおいて全国を赤に移行すると発表した数時間後に、ワイカトのあるカップルは結婚式を強行決行した。

ステフさんとダニオンさんのクニーン夫妻は、日曜日の夕方に結婚式を挙げた。結婚の誓いは、不動産会社のパンフレットの裏に書かれ、ヘアドレッサーは二日酔いもさめぬままに呼ばれ、ドレスは大至急調達された。

ステフさんの姉であるメル・ブラウンさんは語る。「妹はすでに結婚式の予定を2回変更しています。彼女は看護師で、とても忙しいのです。赤の規制下でも結婚式はできますが、でも弾けるような賑やかさは損なわれるでしょう。家族でフェイスブックでチャットしている時、妹は『もう、今日結婚してやるっ!』と言ったのです」

そこでわずか6時間のうちに、すべての準備が整えられた。花嫁のヘアとメイクのために二日酔いのヘアドレッサーが呼ばれ、ブライドメイドが持っていたウェディングドレスが花嫁の特別な日のドレスとなった。

注文主が現れなかったケーキがウェディングケーキとなり、ウェディングアーチやその上の装飾などが誰かのガレージから引っ張り出され、メルさんの夫がトレーラーで運び、地面に打ち付けた。

カップルの話を聞いた地元のレストランが、ゲスト50人分の食事を用意し、遠くはワイヘキ島からも招待客がカラピロレイクでの式に訪れた。

カップルは「最高に変わった、クレイジーで、そして最も幸せな日」と述べている。