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2月までのMIQをめぐる論争

昨年12月から今年2月にかけて、政府が全国の帰国者向けMIQ(隔離施設)のために費やした費用はNZD9.1ミリオンドルとされている。

昨年11月にマックエルネイ博士が提出した公衆健康評価では、国外からの入国者は新型コロナウィルス感染のリスクを高めないと記され、ブルームフィールド博士が署名している。

それにもかかわらず、政府がMIQシステムをその後3か月半実施したことに対し、今論議が生じている。

この期間にMIQ滞在を余儀なくされた海外からのニュージーランド人帰国者からは、不満の声が上がっている。

ブルガリア出身のバーニャ・ペトコヴァさんは、昨年6月に家族を助けるために帰国した。滞在は1か月の予定だったが、MIQを予約するのに6か月かかった。

クライストチャーチで隔離期間を終えたが、「先が見えない時勢だったとはいえ、ものすごい費用がかかってしまいました。私だけではなく、他の多くの人たちにとっても大きなストレスだったと思います」と語る。

オークランド弁護士テューダー・クリー氏は、パンデミックの期間に故国に帰れなくなった多くのキウィを代表し、「12月から2月までの3か月間は個人宅での隔離でよかったはずです」と批判の声を発している。

政府はこれに対し、MIQの正当性を主張している。