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ワイカトの老人ホームでのひどい介護状況露呈

92歳の入居者に対するおざなりな介護に対し、NZ$10,000の支払いを命じられたワイカトの介護ホームは、その後の監査によって、施設のひどい状況を暴かれた。

昨年2月フレーダ・ラブさんは、Bupa社が運営するSt Kildaケアホームで、辛い5か月を過ごした後亡くなった。息子のロバートさんは、施設の介護状態が虐待とも言えると憤りを表す。彼はあるとき母親が、失禁したベッドの上で一枚の薄布にくるまって震えていたのを目撃している。その時、部屋の窓は開け放たれ、呼び出し用のベルは手の届かない所に置かれていたという。

彼はBupa社をDisputes Tribunalに訴え出、同組織が施設の監査を行った結果、適切な介護の運営レベルに達していないと結論付けられた。認知症ユニットでは、10人のスタッフのうち適切な訓練を受けているのはたった1人であったことや、緊急呼び出しのベルに3分以内に応えられなかったり、または全く無視されていたことなども明るみに出た。

Bupaの責任者は、St Kildaのおざなりなケア状態を、入居者とその家族に謝罪し、施設の問題の改善に取り組んでいると書面で発表した。