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シリア難民ダニーデンでの新生活1年

ガズワン・アル・アシュカさんとジーナさん夫妻は、10か月前にダニーデンにやってきて、今は18か月の娘ジュリアちゃんとグリーン・アイランドに住んでいる。アル・アシュカさん家族は、昨年の緊急受け入れ対策の一環として、ダニーデンに定住した50移民家族の一つ。

最初の移民家族受け入れからこの1年の間で、Southern District Health Boardは、彼らの生活支援のために、NZ$1.34ミリオンドルを新たに追加した。これらの費用は、基本的な健康のための費用、通訳者、こころのケアサポート、歯科治療費などに費やされた。シリアでは、ジーナさんは歯科治療専門医、ガズワンさんは薬剤師だった。

2人ともニュージーランドで再訓練を受け、今は一日も早く働きたい意欲に溢れている。
「多くのシリア人たちは、コミュニティーに何か恩返しがしたいと思っています。ここの人たちが私たちに全てを与えてくれました」
夫妻は、新しい家、庭で作る野菜、ジュリアちゃんの乳母車のために車体を下げてくれるバスの運転手など、すべてが気に入っている。

シリア難民家族にとって最大のハードルは英語学習だが、子供たちは学校で新しい言語を身に着け、家庭に持ち帰り、両親たちを教育している、とのこと。

しかし全ての難民家族が幸運とは限らず、アラビア語の通訳、医療への需要が著しく伸びていることも事実であるが、ボランティアでの支援者も増えているとのこと。