ある調査で賃貸用の住宅は、持ち家住宅と比較して、より多くが湿気やカビの問題を抱えているとわかった。
約500軒を超える住宅を対象とした調査で、賃貸住宅は持ち家と比べて3倍もが湿気に悩まされているという結果が出た。また賃貸住宅は、持ち家と比べると家の整備がなおざりになっており、不備対策が為されないという。
560軒の調査対象住宅のうち、12パーセントの賃貸住宅がカビ臭いと感じられるが、これに対し持ち家は6パーセントであった。湿気がひどいと感じる賃貸住宅は31パーセントで、同様の状態は持ち家では11パーセントであった。カビは家の品質が低い決め手となる要素で、室内の空気の質を測るキーとなり、住人の健康を害する遠因である。
またこの調査では、借家人は借りている家の状態は入居以来一向に改善されないと思い、家主は入居時の状態はよりよいものだったと思う傾向がある。
賃貸住宅の多くは古く、たいていの家が1980年より前に建てられた物件であるという。