ニュージーランド政府は、国のデジタル通信の生命線である海底インターネットケーブルを保護するため、24時間体制で船舶の動きを監視する「国家監視・警告機能(National Surveillance and Warning Capability)」を本格稼働させました。この試みは世界初のシステムとされています。
島国であるニュージーランドにとって、海底ケーブルの切断は国内のインターネットや電話回線が広範囲でマヒする致命的なリスクを伴います。近年、世界的に不審な船舶の錨(いかり)によって海底ケーブルが損傷する事案が相次いでいることから、対策が急がれていました。
新しいシステムでは、ケーブル保護区域に船が近づきすぎると自動的にアラートが鳴り、ウェリントンの海上オペレーションセンターから該当船舶の乗組員へ直接警告の連絡が入る仕組みです。これにより、目に見えない現代社会の重要インフラを事故や脅威から未然に守ることが期待されています。
