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モスク銃乱射被害者の遺族に特別ビザ

ニュージーランド移民局は、クライストチャーチでの銃乱射事件被害者の遺族で、海外に住む人々に対して、彼らが早急にニュージーランドに来れるよう、優先して速やかにビザを発行している。

移民局はこれまで、100件のビザを通常のプロセスに優先して発行した。家族の中には、通常の観光ビザの期限を超える滞在日数を望む人たちも、特別措置を嘆願している。今回のような予測不能な緊急事態が発生後、遺族の立場を第一に考慮し、特別なビザの発行も可能であるが、移民局は、トラブルが起こらぬようにこのような措置を完璧に管理する必要がある。と危ぶむ声もある。例えば就労ビザで働いていた人が亡くなったり怪我をした場合、本来ならばその家族に与えられていたビザも無効になってしまう。

今後は、犠牲者の一家族ずつ個別の事情をくみ取り、配慮してゆくことが移民局の課題となるだろう。