毎年ニュージーランドでは、年間400万個のタイヤが車両から外されているが、このことが環境に大きな問題となっている。このうち約100万個はリサイクリングのため再輸出されるか、燃料として燃やされる。残りは埋め立てられたり、川や海岸の傍に投棄される。これは火災の危険性を含んでいる。
タイヤ産業界からは収集システムの義務化と埋め立て禁止を求む声があがっている。環境省でもこの問題を重く見ており、環境省のニック・スミス相は「不要廃棄物の処理問題に関して、何らかの解決方法を見つけなくてはならない。現在の処分システムは、ニュージーランドのグリーン・ブランドにそぐわない」と発言。
可能性としては、セメント窯や発電所で燃料源として使用する、などが考えられている。環境を守り、そして雇用を増やすことにも繋がる解決法を持った起業家を政府は求めている。