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FREE FRUIT FOR KIDS

私がワーキングホリデーでオークランドに住み始めて、最初に行ったスーパーマーケット。Countdoun (カウントダウン)
入店して最初に見た驚きの光景……

「あの男の子、店内でりんご丸かじりしている!!」

思いっきりかじりながら店内を元気いっぱいに闊歩する男の子を発見!
ひとりアワアワする私……その子に何か声をかけたり、その姿に驚いたりしない周りの大人たち…

これってどういうこと?! 汗

なんだかいけないシーンを見てしまった……と思いながらも買い物を続け、野菜やフルーツのコーナーに差しかかりました。

photo-1りんごやオレンジの商品棚、そのすぐ横には商品棚とは違ったバスケットが。

中にバナナや洋ナシ等ランダムに入っており「Free fruit for kids(子供向け無料果物)」という看板。 

...なるほど、だからあの男の子思いっきり食べてたのね(ほっ…)

日本ではあまり見かけない光景に、一瞬焦ってしまったエピソードでした(笑)

『カウントダウンの店内では子どもたちは果物を食べている!』

店内をよく見ると、他にもベビーカーに乗った赤ちゃんもバナナをもぐもぐしていたり、
フルーツを食べながらお母さんの後ろについていたりする子の姿も見かけました。

子どもたちってどうしてあんなに美味しそうに食べるんでしょうね?
フルーツを食べる子どもたちを見ていると自然と私も朝食用にバナナを買っていました。(歩く広告塔?!笑)

看板にはっきりとした記載はありませんでしたが、

  • 店内のみで食べることができる。
  • 余分に持ち帰ることはできない。

野菜・フルーツコーナーには間隔的にゴミ箱があるので、子どもたちはフルーツの皮や芯をそこへ捨てていました。

『Free fruit for kidsに込められた想い』

photo-2買い物を済ませてフラットに戻った私は「そういえば…」と先ほどの出来事を思い出し、ホームページを調べてみると、どうやら、2015年冬からNZのカウントダウン全店舗で始まったらしく、今では知らない人はいないほど当たり前の風景になっているようです。

確かに、初めて見たときは驚きましたが、今となっては見かけても何も思わなくなりました(笑)

カウントダウンのホームページには、Free fruit for kidsの取り組みを通して、

  • お腹を空かせた子どもたちを連れて買い物をするのは大変なこと。少しでも家族での買い物を楽しんで欲しい。
  • 子どもたちに健康的で新鮮な果物を食べてもらいたい。

という願いと、買い物に来る子どもたちとその親への思いやりに溢れたメッセージがありました♡

 

普段のお買い物の場所で、子どもたちに視点を置いているNZのスーパーマーケット。
さりげない優しさに心が温まりますね♡

記者プロフィール

Chiemi

Chiemi

ワーキングホリデーでオークランド在住 (2019.7〜)
カフェ・レストランで働いたのち、
念願だった保育園でリリーバーとして働く
https://www.facebook.com/chiemi.fujitsuka

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