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バヌアツでサイクロン被害

バヌアツでサイクロン被害

超大型サイクロン「パム」

2015年3月13日(金)超大型サイクロン「Pam(パム)」がバヌアツを直撃しました。その後はニュージーランド北島の東側に抜けていき、オークランドはさほど被害がでませんでした。しかし、直撃されたバヌアツは甚大な被害を被り、1週間たった今も外国からの救援に支えられている状況ということです。

今回バヌアツを直撃したサイクロンは、最大風速70m/s(250km/h)、最低気圧896hPaで、ハリケーンの規模で最強のカテゴリー5。バヌアツの首都ポートビラでは、多くの建物が被害を受け、バヌアツ政府による非常事態宣言の発令など、被害の甚大さが伺えます。非常事態宣言は、隣国ツバルでも発令されました。

日本とニュージーランドの支援

日本とバヌアツとの友好関係から、日本は同日中にJACAを通じ医師・看護師を含む調査チームと医療チームを現地に派遣しました。2000万円相当の緊急援助物資を送るとともに、モバイル・クリニックによる医療活動を中心として支援を行っています。

ニュージーランドは、オーストラリアと共同で軍用輸送機による物資輸送を行います。

ニュージーランドのハリケーン被害

今回のパムは、ニュージーランド直撃はありませんでした。そのため被害は少なく殆どの方が何事もなかったかのように過ごしたかと思われます。とはいえ、過去には何度もハリケーンの被害を受けているニュージーランドです。対岸の火事と思わず、緊急避難の方法や場所などは家族内で決めておくとか、保険内容の確認、自宅や周辺設備で壊れそうなものがある場合は撤去・修理などをしておくなど、二次被害・三次被害を少しでも減らせるような対策が必要です。特に電気に頼っているニュージーランドは、停電は起こるものと思い、その対策は必須です。

Youtube動画で被害状況を確認できます。
https://www.youtube.com/watch?v=LepYGPHbOPs

バヌアツ

バヌアツ共和国。イギリス連邦加盟国。バンジージャンプの起源となった成人の儀式「ナゴール」で有名。

ツバル

イギリス連邦加盟国。バチカンの次に人口の少ない国家。海抜が最高で5mと低いため、海面の上昇や地盤沈下などによる国家存続そのものが脅かされる。