柑橘系の果物の代表、レモンにグレープフルーツ。ビタミンがいっぱいで風邪予防にぜひ食べたい果物ですが、グレープフルーツの苦味が苦手という方は案外多いのではないでしょうか? 実はPukekoもその一人です。そこで昨年レッドグレープフルーツの木を探して購入し、庭に植えてみました。レッド・グレープフルーツは、日本ではよく見かける果肉が黄色ではなく、赤いグレープフルーツです。ピンクの品種もあります。ニュージーランドでは、八百屋さんでもスーパーでもあまり売っていません。木も同じで、この木を探した時も色々問い合わせをして、やっと1本見つけたほどです。
育て方
さて、木を購入したら日当たりの良い水はけの良い場所に植えます。柑橘系は根を浅くはるので、土の表面に生えてくる雑草と栄養の取り合いをするのが苦手です。植えてひと段落したら、こまめに雑草の掃除をしてあげましょう。あまり水気を好みません。水のやりすぎに注意です。木がしっかりするまでは倒れやすいので、きちんと支柱を立ててやります。
栄養
- リコピン
- 赤い色はこれが原因。カロチンの一種、皮膚や目の粘膜を強化。
- ビタミンC
- 疲労回復、風邪予防 1個で1日分の摂取量が!
- ナイアシン
- 二日酔いに
- クエン酸
- ストレス解消、疲労 酸味の原因となります。
- リモネン
- 肥満防止
- ペクチン
- 抗酸化作用、消炎作用、食物繊維として作用するので整腸作用も。
- ナリンギン
- 苦味の元になっている成分で、血中脂肪酸を分解。食べた後に唇がピリピリする時があるのは、ナリンギンが尖った形をしているからだと言われています。
食べ方
そのまま頂くのはもちろんですが、赤い色が綺麗なのでサラダに混ぜてもおしゃれですね。苦味が少なく、ほのかな甘みが野菜を引き立ててくれます。軽く塩コショーとオリーブオイルを混ぜるだけで、果肉から出る汁気がドレッシング替わりになります。ゼリーもいいですね。どうしても苦手だという方は、ジュースにして他のフルーツと混ぜて飲んでみてください。
植えてから2、3年は実がならないと思っていたましたが、植えた年にしっかりした実が4つほど育っていました。
台風の時に味が落ちてしまい、熟す前に収穫する羽目に。本当は皮がもっとピンクがかった頃が食べごろだと思うのですが、置いておいても熟しそうになかったので、切ってみました。
まだ薄めのピンクですがキレイですね~!もっと濃いピンクになれば甘みも増したのでしょうが、この時点では甘みよりも苦味が多かったです。でも期待していなかった実が早々にできて嬉しかったです。来年がどうなるか楽しみです。
Happy gardening !
-Pukeko