体にいいことしていますか。
野菜たっぷりの食事をする。腹八分目食べる。毎日運動を30分している。夜更けしない。衛生面に気をつけるようにしている。お酒の量を減らす。色々考えられますが、一体貴方は何をしていますか。私は、この国ならではの空気の美味しさ、自然の美味しさをお腹いっぱいいただいています。ということで、今日はワイタケレ西方にあるカレカレ滝を紹介します。
有名な話
その前に、1993年作映画「ピアノ」を見た方、覚えている方は、ご存知かもしれませんが、カレカレビーチは、この映画のロケになったところです。浜辺にぽつんと取り残されるピアノと、主人公の女性の孤独感、その後の激しい愛を暗くて衝撃的に描いた映画だったと思います。忘れもしない映像は並々と連なる山頂を女の子の影がスキップしながら走っているシーンです。そしてマイケル・ナイマンが作曲したピアノの深い音色も忘れがたいものです。
カレカレってどんな所
では、本題に戻って、車でオークランド市から西方にあるピハへ向かって35キロあたりにkarekareFallsの標識が左手に見えます。ピハへ入る直前です。それを10分足らず下って行くと、右手にピクニック及び駐車場が見え、カレカレに到着(市から約41キロ)。対向車が来るし、狭くてくねくね曲がっているし、ミラーもないので、慎重に下りてください。現在255人の住民が住んでいますが(2018年統計)、18世紀中頃にマオリ族、テカウラウアマキ族が住み着き、クマラ栽培を始め、貝や魚などを食料にし、岩や石で見事なパ(住居)を作り生活をしていました。1826年北から来た他のマオリ族との内戦いに会い、洞窟に避難していた女、子供、老人、皆焼き殺しの大虐殺が起こりました。しかし、その後占領されることなく、逃げていた元住民が戻り再生活を始めました。
1845年ごろ最初のヨーロッパ人が入り込み、開拓しながら、切り取った木材をワティプまでトロッコで運び、生計を立て始めました。浜辺を南方面へと歩くと、今でもトロッコが通過したトンネルを通過できます。1900年に入ると、グレンイーデンから馬車に乗って来る観光客をテニスコートで遊ばせたり、小さな飛行機で浜辺を飛び回ったり、又、いち早く電気を実用化し、贅沢なおもてなしをする観光業もスタートしました。想像しただけでも、優雅ですね。
カレカレ滝
まずは、カレカレ滝に行きましょう。駐車場を出て、右に5分ほど歩くと左手の方から滝の音が聞こえて来ます。細い道に沿って下ると、目前に30メートル高さの滝が現れます。わ〜〜〜!歓声。夏には泳いでいる人もいますよ。
カレカレビーチ
次はビーチ。駐車場を出て、右に2分ほど歩くと、「Pohutukawa Glade Walk」のサインが見えます。それに沿って歩くと、ビーチへの標識があり、10分ほどでカレカレビーチへ出られます。その足元には黒っぽい砂がキラキラと輝いているでしょう。裸足になって歩いてみたら気分爽快。大抵サーファー達が来て荒い波と格闘しています。小さなパラタヒ島が目前に見えます。
広大な浜辺には、もともと島が3つありました。浜辺の番人に子供が3人いて、親の言うことを聞かない2人の子供は、ある日遠くまで行ったまま、凍死して消えてしまった。もう1人の子供はとてもいい子で親のそばから離れず、いつまでも親と一緒に、ついにはパラタヒ島になって残っている。と言うマオリ族の伝説があります。
1985年以来、夏にはこの浜辺で家族が楽しめる大イベントがあります。馬の競争を始めとして、子馬の競争、乗馬、屋台では手作りの食べ物、ソーセージシズルなどあり、子供達が十分楽しめる1日です。(帰りは交通渋滞で困ったこともありました。)
下の写真は浜辺を南に向かって木材をトロッコで運んだ時に通過したトンネルまで往復した時の写真です。トンネル辺りはキャンプ場やランチスポットもあります。そのまま南に下ると、ワティプに到着します。ニュージランドならではの荒涼たる風景が続いている所です。半日もあれば十分楽しめる所です。お店はないので、好きなお弁当、菓子、飲み物、カメラを持って行きましょう。潮の干満 により、それぞれ違った光景が現れます。最後に、貝類などは取らないでくださいね。
- 情報ソース:
- https://www.surf-forecast.com/breaks/Karekare/photos/23650
- https://waterfalls.co.nz/waterfalls-by-region/116-new-zealand-waterfalls/north-island/auckland/waitakere-ranges-waterfalls/77-karekare-falls
- https://www.karekare.org.nz/karekare-history
ピワカワカ